宮崎アニメを彷彿とさせる美麗なグラフィックで魅せる3Dアドベンチャー『Way to the Woods』に期待

■“逆輸入”ジャパニメーション『RWBY』 

 このように日本のアニメに影響された映象やゲームは時折意外なところから現れてくるのだが、一部で絶大な人気を誇るアメリカ発のアニメ『RWBY』もまた、ビジュアルだけを見れば日本のアニメだと信じて疑わない人がほとんどではないだろうか。

 アメリカのアニメ制作会社・Rooster Teethによって制作された『RWBY』は、2013年7月から無料のWEBアニメーションとして放映が開始されるとたちまち人気を博し、日本のアニメ好きにも多大なインパクトを与えた。3DCGソフト「Poser」によって描かれた緻密なビジュアルがとにかく“ジャパニメーション”そのものである。2014年には「国際WEBアカデミー賞」最優秀アニメーションシリーズ賞を受賞している。

『RWBY』は、人類を脅かす種族“グリム”に対抗すべく“ハンター養成所”に通う少女・ルビーが仲間と成長していく様子と闘いを描いたSFアクションだ。Wikipediaなどの情報によればやはり日本のアニメキャラなどの影響を受けており、特に『ブラック★ロックシューター』や『天元突破グレンラガン』などをリスペクトしているということだ。今年2月に制作のトップが残念なことに不慮の死を遂げる不幸な事態を迎えたが、制作はその後も続けられて現在、第3シーズンとなる「Volume 3」の6話までが公開されている。

「RWBY Volume 3」第6話

 そして今年からは日本のファンのために専用ウェブサイトを開設し、ワーナーブラザーズジャパンと組んで公式の日本語吹き替え版(現在は「Volume 1」まで)を制作してファンを喜ばせている。日本語吹き替え版で観る『RWBY』は日本のアニメとだと言われてもまったく違和感のない作りだ。また、三輪士郎による漫画化作品が「ウルトラジャンプ」(集英社)2015年12月号から連載中。そしてイベント情報や関連グッズ情報なども随時サイトで報告されている。日本のサブカルチャーの影響を受けたコンテンツの“逆輸入”の流れは今後も続くのかどうか興味深いところだ。
(文/仲田しんじ)

【参考】
・Eurogamer
http://www.eurogamer.net/articles/2015-12-11-fawn-over-these-lovely-way-to-the-woods-screenshots

・Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/RWBY

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16歳でこんなクオリティのゲーム作れるんだ……

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