宮崎アニメを彷彿とさせる美麗なグラフィックで魅せる3Dアドベンチャー『Way to the Woods』に期待

1512_miyazaki.jpg『Way to the Woods』公式サイトより。

 一見、海外発のゲームやアニメには見えないビジュアルとテイストのコンテンツが最近増えてきたような気がする。開発中のスクリーンショットが先頃公開された3Dアドベンチャーゲーム『Way to the Woods』の美麗なグラフィックもちょっとした既視感のようなものを覚えるかもしれない。それもそのはず、本作のクリエイターは“宮崎アニメ”から大きな影響を受けているという。

■宮崎アニメの影響を受けた16歳が開発中のゲーム

 オーストラリア・メルボルン在住の16歳、アンソニー・タンが現在開発中というアドベンチャーゲーム『Way to the Woods』の画像を数点、投稿サイト「Reddit」に先頃アップしたところ、意外なまでの反響を呼んでいる。業界内での評判も高く、来年のPS4版ゲームの目玉といわれている探索型アドベンチャーゲーム『No Man’s Sky』を現在鋭意開発中のHello Gamesのディレクター、シーン・マレイ氏もツイッターで「今日見ることができるゲームの中でもっともゴージャスなものだ」と書き込み感銘を受けたことをつぶやいている。

Way to the Woods』公式サイトによれば、本作は3人称視点の“手作り感溢れる”3Dアドベンチャーで、世界観やビジュアルは宮崎アニメの『千と千尋の神隠し』や『もののけ姫』、またゲーム作品では『風ノ旅ビト』や『Life is Strange』、『The Last of Us』などに触発されているということだ。宮崎アニメファンなら確かにどこか親近感を覚えるビジュアルではないだろうか。開発はタンを筆頭にいずれも16歳のジャラド・ベイカー、ジェレミー・ワームスレイの2人のプログラマーの計3人で行なわれているということだ。

「私たちの究極のゴールは、例えば『The Last of Us』と『風ノ旅ビト』を融合させたような、素晴らしく、鳥肌が立つようなゲーム体験を味わってもらうことです」と、タンは「Eurogamer」の取材に応えている。開発チームは、無償のゲームエンジン・Unreal Engine 4を使ったゲーム開発の支援プログラム「Unreal Dev Grants」(Epic Games主催)に応募しており、審査を通れば最大5万ドルまでの開発援助金を獲得できる。したがって審査の結果次第で、今後の開発の進行速度が決まってくるということだ。当面はPC版の開発を行なっているが、状況に応じて各種コンソール版の開発も今後検討するという。このグラフィックでどんな3Dゲーム体験が味わえるのか大いに気になるところだ。ともあれ続報を待ちたい。

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16歳でこんなクオリティのゲーム作れるんだ……

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