ハッシー監修も実らず…? 「ジャンプ」連載『ものの歩』が“詰み”寸前の大ピンチに!?

1512_jump_uchikiri.jpg『週刊少年ジャンプ』公式サイトより。

『ドラゴンボール』や『ONE PIECE』のように、成功すれば巨万の富も夢ではない「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)連載だが、“人気が出なければ早々に打ち切り説”がささやかれるほど、シビアな一面も併せ持つ。現在、その後者に「該当しているのでは?」と言われているのが『ものの歩』だ。

 今年9月14日発売の「ジャンプ」42号より、“秋の陣・2連新連載”の第1弾として開始した『ものの歩』。剣道マンガ『クロガネ』の池沢春人氏が描く『ものの歩』は、監修に“ハッシー”の愛称でネット民にも愛される橋本崇載八段を迎えた将棋マンガだ。物語をサクッと紹介すると、何をやっても不器用な信歩が、男女入り乱れたシェアハウス“かねや荘”に入居。そこを寝床にする面々は揃いも揃ってプロ棋士を目指す者ばかりということで、信歩も将棋に自然と触れる運びとなり、しかも才能があったものだから、よし、がんばろう……と展開していく。

 連載当初は、橋本八段が監修を務めていることもあり、「ハッシーついてるから大丈夫やろ」といった声も見られていたが、掲載順位は常に鳴かず飛ばずの中盤あたり。“掲載順位=人気順位”と言われる「ジャンプ」において、決していい傾向とは言えない。毎週読んでいる読者からも、1カ月後には「盤面とか将棋のことじゃなくて、話の流れと時間経過がおかしい。1日特訓しただけで、なんで初心者が奨励会入れるようなやつと寄せ合いできるのよ」「初心者が才能を見せながら指すって設定だと難しいだろうな」、2カ月後には「ハッシー監修の仕事しろよ」「すごい勢いでツマんなくなっていく」「良くも悪くもしょせん少年マンガ」など、回を重ねるごとに寂しい声が漏れるようになった。

 およそ20作品が掲載されている「ジャンプ」。過去5週を遡って『ものの歩』の順位を見ていくと、50号が13位(センターカラー)、51号が12位、52号が9位、53号が13位、最新号となる1号では下から4番目の17位となってしまっている。中間順位からの大きな後退には、読み続けている読者からも「主人公の行動が、急に変わりすぎ」「これで将棋は少年マンガに向いていないとか思われたくないよな」「もう無理だろ。パクリやツマんない以前に、構成力ないし、練ってもいない」「結局、早筆でカラー描いてたから落ちてなかっただけで、全くアンケは取れてなかったんだろうな」などの声が上がってしまった。

 また、“打ち切り”と決めつける読者も多く、その原因を「主人公がウケそうにないからな」「女の出番が少ない」「お涙頂戴は要らないから、みなと(登場キャラクター)くんの出番増やせや」「みなとちゃんのエロシーンで釣って、もう少し順位上げられるだろ。しかし、服描くセンスゼロだよな、こいつ」などを挙げている。さらに、まだ終わるわけではないにも関わらず、「『マガジン』(講談社)や『サンデー』(小学館)なら主力級だったのに」「終わっちゃうのか。好きなんだが」「最近『意外といけるな』って思い始めたところだったのに」「ハッシー監修だし生き残ってほしい」と落ち込むファンも見られる。

 ただ、「左門(『左門くんはサモナー』)のほうがやばい。両方消える可能性が一番あり得るが」「野球(『バディストライク』)が1番危ない」「あの野球マンガは、近年稀に見る低レベル。ストーリーも面白くないし、エロくもない」と他の作品よりはいいとする声も多い。

 今号の「第十三局 聞こえません」では、信歩が竜胆と共に団体戦への出場を決意した『ものの歩』。単行本に収録される話数が10話と考えると、残り7話が目処となり、そうなると次号、その次くらいで多くの人気を獲得したいところだろう。いやはや、すでに詰んでいるのだろうか!?
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社)

クロガネ 8 (ジャンプコミックス)

クロガネ 8 (ジャンプコミックス)

よくもまあ8巻まで続いたものです

ハッシー監修も実らず…? 「ジャンプ」連載『ものの歩』が“詰み”寸前の大ピンチに!?のページです。おたぽるは、漫画マンガ&ラノベの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!