現在進行形で急成長を続けるインドのモバイルゲーム市場の現状とは!?

1512_india.jpgGoogle Play「Sunny Leone Teen Patti」より。

 すでにゲーム市場が確立されつつある中国に比べ、インドは今後急速にゲーム人口の増加とゲーム市場の拡大が見込まれる有望な地域だ。特にモバイルゲーム分野での伸びが顕著で、これを裏付けるレポートが先頃発表されている。

■2016年中にインドのスマホユーザーは3億人に

 インドの主要IT関連企業が加盟している団体、NASSCOMが先日発表したレポートによれば、インドのモバイルゲームのユーザー数は現時点で4,000万~5,000万人と見込まれ、ここ最近は1年ごとに40~50%の伸びを記録している。直近のモバイルゲーム市場は1億5,000万ドル(約180億円)であると推定されているものの、予想以上の成長を遂げていることから、おそらく2015年末には2億ドル(約246億円)に達すると見込まれているらしい。

「インドのゲーム市場の全体図を提供するために、NASSCOMはインドのゲーム業界の鍵を握る制作会社とサービス事業者に入念な調査を行ないました。レポートでは、事業の新規立ち上げのロードマップ、インターネットの利用パターンに基づく独立系制作会社と投資の状況、モバイルゲームの現状、ネットメディアとモバイル広告など多岐に渡る調査報告を提供しています」と、NASSCOM代表のR・チャンドラシェックハー氏はゲーム情報サイト「Game Sauce」の記事で語っている。

 コンテンツ制作の側においては、国内の需要拡大に伴ってこの5年間でゲーム制作会社やサービス事業者が劇的に増え、現在では200社以上にのぼっているという。特徴としては、インドのゲーム制作会社の75%はグローバルマーケットに向けてゲームを制作しているということだ。また、制作会社の96%はモバイルゲームを手がけており、そのうちの61%は基本プレイ無料(free-to-play)を制作している。インド国内のゲーム制作会社やサービス事業者の半分以上が2012年以降に設立された若い企業であり、昨年の調査では約57%の企業が従業員数10名以下の中小企業である。

 インドでは今年スマホユーザーが2億人を突破し、さらに2016年中にまた1億もの数の増加が見込まれているという。ここでもまた中国と違い、インド社会は英語使用率が高く英語版のアプリをそのまま楽しめる層が厚いことも、モバイルゲームの普及が急速に進んでいる大きな要素だろう。この巨大市場にどう食い込んでいくのか、当然のことながら多くの業界各社が対策に乗り出している。

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