DV逮捕→処分保留で釈放の作家・冲方丁“勾留された9日間”手記に大注目!

1512_ubukata.jpg『冲方サミット』のTwitter(@ubukata_summit)より。

 妻に暴力を振るい、1カ月のケガをさせた疑いで8月23日に逮捕され、同月31日に処分保留で釈放された作家・冲方丁(うぶかた・とう)氏。11月30日発売の「週刊プレイボーイ」(集英社)50号にて、勾留中の9日間をつづる手記が連載開始された。10月17日に更新した、自身のブログ「ぶらりずむ黙示録」では「不起訴処分となった」旨、「主張は当初の報道と変わらない」旨を伝えているが、いまだ全容が明かされていないせいか、始まった手記に対しても、さまざまな声が上がっている。

 吉川英治文学新人賞などに輝いた、渋川春海の生涯を描く『天地明察』(KADOKAWA)や、劇場用アニメ『攻殻機動隊 ARISE』の脚本などで知られる冲方氏。監修を務める舞台版『攻殻機動隊 ARISE』のチケット先行予約が開始となる2日前(8月23日)、口論の末、妻を殴り前歯を折るなどした疑いにより、傷害容疑で逮捕となった。その前日、冲方氏はファン向け定例イベント「冲方サミット」を開催した後、スタッフ約10人程度で打ち上げをしていたという。そこに3人の警察官が「奥さんのことで聞きたいことがある」と、署に連れて行かれたとのこと。

 しかし、冲方氏は自分が被疑者だとは思いもしなかったようだ。結果的に処分保留で釈放、10月に不起訴処分が決まったが、勾留された理不尽な9日間での警察と検察への怒り、また「不可解な現実を世に明かし、あらためて疑義を呈したい」という思いから、筆を執ることに……。そして、「週刊プレイボーイ」で開始となった告白手記「冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場」。序章では“逮捕当日”がつづられる。

 この発表に世間からは、「まず、DVをしたかどうか明らかにしてほしい」「嫁の前歯が折れたのと診断書はあるんでしょ」「結局DVしたかどうかには言及しないのか」といった声や、「裁判所から逮捕状が出たから逮捕されたんだろ。それなりの理由があったということだ」「単に示談が成立して、被害が取り下げられただけだろ。なんで、無罪放免になったみたいな書き方してんだよ」などの冲方氏を信じない声。

 また、「奥さんにも手記書いてもらおうぜ」「嫁の言い分も記事にしないと面白くない」「手記が真実であると証明できるのか」という人もいれば、「ヤバイ。面白そう」「真実は知らないが、女の優遇が過ぎるメチャクチャな時代やし、がんばってほしいと思うで」「読みたい。文章力があると何でも稼ぎの種になっていいな」「作家なら逮捕した警察官、取り調べた検察官の実名を入れて公表すべき」と楽しみにする人も見られる。

 さらに、すでに読んだ人からは「色々と興味深いな」「真相はわからんままだ」「前歯は完全否定している」「読んだ。当時の夫人の告発すら警察の作り物と疑いかねない」「こち留読んだ。まあ、そりゃそうだわなって感じだった。あのウブヨメが翌日に被害届出して逮捕させるタマかよ」「内容的には興味深く読めるけど、ファンとしては正直いい気分ではない」など、まだ序章ということもあり、判断が難しいかのような声が上がっている。

 不当な逮捕に対し、警察を名誉棄損で訴えたいとも思ったが、賠償額が見合った金額を得られないとも語る冲方氏。「冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場」では、できる限り9日間の全容をつづるとのことなので、すべてが明かされることを期待しつつ読み進めたいものだ。

冲方丁の 「アニメ

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この笑顔を信じたい

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