DV容疑で逮捕の冲方丁、関係者から“擁護コメント”噴出の裏に「クールジャパン利権」の影?

1508_ubukata.jpg冲方丁公式ブログ『ぶらりずむ黙契録』より。

 DV疑惑で逮捕も、仕事関係者からやたらと「絶対やってない!」という声が上がっている作家・冲方丁(うぶかた・とう=本名・藤野峰男)容疑者に、「事件の概要も知らないうちに擁護している連中は、利権にぶら下がりたいからだ」とする指摘がある。

「冲方さんはいろんなジャンルでビジネス展開しているのを見てもわかる通り、非常に営業力のある人で、彼の周囲にはその恩恵を受けようと、やたらゴマスリな関係者がいて、何かと仕事を回してもらっている」

 こう話すのはアニメクリエーターの男性だ。

「以前、冲方さんが手がけた作品の仕事が決まりかけたとき、冲方さんのお友だち人脈が割って入ってきて、どちらが担当するかで揉めたことがあったんです。最終的に冲方さんに決めてもらおうという話になり、当然選ばれたのはお友だちの方。こっちはキャリアも実績も上で、4カ月も前に決まっていたのに……」

 冲方容疑者は日本SF大賞などを受賞して映画化もされた『天地明察』などの小説だけでなく、ゲーム、アニメーション、漫画と多才な活動で知られ、豊富な人脈を築いているが、8月21日の午後7時ごろ、東京・南青山の事務所マンション内で口論になった妻を殴って前歯を折るなどした容疑で逮捕されてしまった。

 調べに対し、冲方容疑者は「口論になったのは事実だが、殴っていない」と否認中。しかし、この数日前にも、夫妻には千葉県内で激しい口論があったという話が浮上。現場に駆け付けた警察官の前でも「殴られた」「殴ってない」と言い合いになっていたという。

 夫妻は揃ってメディアに登場したり、妻が側近のようにして夫を支えていたことがファンの間で知られていたが、最近は別居状態だった。暴行の事実については警察の調べを待たなければならないが、DV問題に取り組むNPO法人の運営者によると「夫婦間のDV問題は、当事者の証言だけではなかなか立件が難しく、逮捕される場合、被害者の一方的な訴えだけではない、容疑に足る証拠があることが多い」という。

 それだけに冲方容疑者には逮捕されるだけの材料があったとみられるが、今回の件では冲方容疑者と付き合いのある関係者が次々と「何かの間違いだ」「あの方が奥さんを殴るなんてありえない」「えん罪ではないか」と一斉に擁護。冲方容疑者が脚本を手がけたアニメ作品の羽原信義監督もTwitterで「絶対にありえない! そんな人ではない!!」と書いている。

 この擁護について、前出のクリエーターは「冲方さんの作品を絶賛している論評にも、関係者の自画自賛が混ざっているステマがあったりして、今回の擁護コメントには別の意図があるようにしか見えない」として、五輪のエンブレム盗作騒動を引き合いに出した。

 五輪エンブレムでは佐野研二郎氏のデザインの選定自体が仲間内によるもので、周辺にビジネス利権があったという疑惑が浮上中だが、クリエーターは「今回もそれと似ている話。冲方さんの仕事は税金を投入したものではないのですが、彼は政府が海外発信するクールジャパン関連のビジネスに入り込む動きがあって、ちょうど東京五輪決定後から加速していたという話がありました。もしかすると冲方さん擁護には、そういう利権を見据えての下心があるかもしれないです」と話す。

 夫婦間のトラブルが、とんだ広範囲に飛び火している。
(文=ハイセーヤスダ)

もらい泣き (集英社文庫)

もらい泣き (集英社文庫)

本当に泣いているのは誰?

DV容疑で逮捕の冲方丁、関係者から“擁護コメント”噴出の裏に「クールジャパン利権」の影?のページです。おたぽるは、アニメ話題・騒動の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!