2013年の柿谷曜一郎は、セレッソ大阪で公式戦24ゴールを決める活躍を見せ、日本代表に選出された。先輩である香川や、日本代表不動のエース本田を差し置いて、“天才”の名を欲しいままにし、翌年には念願のW杯出場、スイス・スーパーリーグのバーゼルへの移籍を果たす。しかし、15年現在の柿谷はというと、慣れない環境に苦しみ、今シーズンの出場はたったの4試合。そんな柿谷がプロデュースした香水が、今話題となっている。
「27日に“ジーニアスロゼ バイ ヨウイチロウ カキタニ オードトワレ”という香水が発売されました。“天才”という意味のジーニアスが名前に入ってしまってますからね。現状を考えると、少し歯痒い部分がありますよ。ファンからも『こんなことやっているから落ちぶれるんだ!』『香水なんか作ってないでサッカーに専念してくれ!』と、怒りの声が上がっています」(スポーツライター)
今の柿谷は日本代表からも遠ざかり、チームではベンチ外すら珍しくない。今年の冬のマーケットでは放出もささやかれているが、受け入れ先が見つかるかもわからない状況だ。そんな状態での香水プロデュースは、批判を受けても仕方ないのかもしれない。
しかし、このプロジェクトが始まったのは柿谷が絶好調だった2年前。その上、こういった有名人プロデュースの大半は、本人が開発に関わることはない。柿谷からすれば、名前を貸しただけで、飛んだとばっちりを受けてしまったといったところだろうか。
「また皮肉なことに、公式ホームページの説明文には『天性の繊細さと紙一重であるがゆえに、ときに脆く儚い、そんな“バラのような”生きざまを香りで表現している』の一文があるんです。まさに紙一重で不遇なシーズンを迎えている柿谷は耳が痛いでしょうね。ファンからは『儚い生きざまね……』『なんか泣けてきた』と、悲しみの声が聞こえてきます』(同)
なんだかんだ言っても、前を向きながらのトラップと、裏へ抜け出すタイミングは世界でも通用する柿谷。しばらくは厳しい環境が続いてしまいそうだが、ロシアW杯まではあと3年近くある。その頃には、日の丸を背負った元気な柿谷の姿が見られることを願いたい。
(文=沢野奈津夫)
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