「週刊少年ジャンプ」情報レビュー

『磯部磯兵衛物語』“マ”ニメ化&舞台化決定!! 作者・仲間氏「豆アニメって一体どんなだ!?」【ジャンプレビュー】

――発行部数約260万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー!

1510_jumpreview_04.jpg「週刊少年ジャンプ」公式サイトより。

 今月26日に発売となった「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2015年48号、表紙と巻頭カラーは連載2周年を迎えた『磯部磯兵衛物語 ~浮世はつらいよ~』(以下、『磯部磯兵衛物語』)。カラー1コマ目の「アニメ化することについて…今の心境はいかがですか!?」からわかるように、アニメ化を見開きで伝えている。ただ、作品が作品だけに30分とかではなく、“豆アニメ”(マニメ)と題された30秒くらいのショート(豆)アニメとなる模様。また、マニメ化と同時に舞台化も発表された。

 作者・仲間りょう氏は『磯部磯兵衛物語』のマニメ化&舞台化に際し、「『アニメになるよ』『舞台化するよ』…どちらもめちゃくちゃ驚きました。そして最高に嬉しいです。豆アニメって一体どんなだ!?とか、磯兵衛が舞台ってそもそも可能なのか!?とか、考えるだけで既にいろいろ楽しいです」とコメント。さらに、「ジャンプ」の他の連載作品の主人公を、今号の表紙に描いていることもあり、巻末コメントに「色々と嬉しいんだけど今週の表紙の絵が数百万部刷られたと思うと気が気でない」と寄せている。

 なお、マニメのキャストも発表。主人公・磯兵衛役に『弱虫ペダル』(秋田書店)小野田坂道役の山下大輝、中島役に『ハイキュー!!』(TOKYO MXほか)日向翔陽役の村瀬歩ほか、たはかし智秋、松山鷹志、坂本頼光という、豪華御乱心声優陣が集結した。また監督には、ギャザリングのまんきゅう氏が選ばれ、同氏が「原作めちゃ面白いです。1度読んだだけで大好きになりました。短い尺ですが、バイタリティ溢れる『動き』と『リズム』で原作の面白さを伝えたいと思います。応援宜しくお願いします!」と、喜びと意気込みを語っている。ただ現時点では、放送する局も決まっていないようなので、舞台化情報も含め、ひとまず続報を待ちたい。

 ……と、『磯部磯兵衛物語』が巻頭カラー&表紙を飾っておきながら、マンガ自体は『ONE PIECE』第804話から始まる今号の「ジャンプ」。掲載順は以下、『僕のヒーローアカデミア』『暗殺教室』『食戟のソーマ』『ブラッククローバー』……と続く。センターカラーは、ニューカマー読切4連弾の第3弾『たくあんとバツの日常閻魔帳』『ハイキュー!!』『ものの歩』の3作。

『たくあんとバツの日常閻魔帳』は、主人公・九十九多九郎と“地獄の王 閻魔大王の娘”が妖怪退治をする物語。作者・井谷賢太郎氏は、原稿中に3kgも痩せたようだが、その重圧や努力、本気度などは作品全体に現れている。特に、敵となる家庭科教師・喜多ヶ崎の“皮剥”の能力で皮だけになってしまった森野さんの絵は、恐怖を感じる素晴らしい絵。閻魔大王の娘の入浴シーンでのヌードも含め、是非チェックしてほしい。

 最後となるが、11月2日発売の同誌49号の巻頭カラーは『僕のヒーローアカデミア』となるようだ。“超絶スクープ重大発表”と記載されていることを考慮すると、東宝がドメインを取得したことで噂されるアニメ化、本格始動の発表!? う~ん、待ち遠しい。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。)

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