“ほぼ休載状態”『よつばと!』約2年半ぶりの最新刊発売決定も、本当は12巻で終わりたかった!?

1510_yotsubato.jpg『月刊コミック電撃大王』公式サイトより。

 ちょっとかわった女の子・よつばを中心に描かれる日常系マンガ『よつばと!』(アスキー・メディアワークス)。同作の実に2年半ぶりとなる単行本13巻が、来月27日に刊行されると発表された。当然のようにファンは歓喜の声を上げているのだが、一部“求めていなかった感”を出すファンも見られる。

 2003年、「月刊コミック電撃大王」(アスキー・メディアワークス)で連載が開始された、あずまきよひこ氏の『よつばと!』。同作は、緑髪・緑眼が特徴の不思議少女・よつば、とーちゃん、綾瀬家の人々などが登場するいっぱい笑えて、ときどき泣けるハートフルコメディだ。「第1回マンガ大賞2008」第2位など、国内での評価はもちろんのこと、イギリスのアニメ・マンガサイト「UK Anime Network」のレビューで満点を獲得するなど、海外での評価も高い。

 単行本の累計発行部数がすでに1,000万部を超える同作だが、2013年3月に発売された12巻以降、13年は5話、14年は1話、15年も上半期はお休みなど、休載が目立っている。しかし、当のあずま氏はTwitter(@azumakiyohiko)で、「男には戦わねばならん時がある。パズドラ夏休みガチャ回し中」と、『パズル&ドラゴンズ』(ガンホー)を夢中でプレイしていることを明かしたり、堀北真希と山本耕史の結婚で世間が騒いでいるときは「堀北真希って誰?なにしてる人?と聞いて変な顔をされる」と投稿してみたりと、休載していることを気にする様子もなかった。なお、あずま氏がつぶやくたびに、ファンが「そんなことより、早く描いてください」と催促するのは、最早お決まりのようになっている。

 ただ、そんな『よつばと!』の最新刊13巻が、遂に発売されることとなった。この発表は「月刊コミック電撃大王」11月号の『よつばと!』掲載ページでひっそりとされたものであるにも関わらず、たちまち拡散。ファンから「やった!よつばにまた会える」「待ってました!」「ほぼ連載が休止状態だと思っていたので嬉しい」など、歓喜の雄叫びが溢れた。

 しかし、一部のファンからは「12巻で終わりだと思ってた」「前巻がキレイに終わっただけに、あまり出さなくて良かった気もする」「俺の中では12巻で終わった」といった寂しい声も見られる。

 ファンが口にする12巻は、みんなでキャンプにいく物語だ。テントを張ったり、BBQをしたり、探検したり、拾った木の実でネックレスを作ったりと物語が進む中、最後のコマは振り向いたよつばが「きょうはなにしてあそぶ?」と問いかけるシーンで終える。とても収まりのいい終わり方に「最終回でもいいと思わせるほどの名シーン」「最後のコマのよつばの一言、しびれました」「楽しくて、泣けて、儚くて、胸がいっぱいになりました」など、多くのファンを感動に包んだ。

「本当は作者さんも12巻で終わらせたかったんじゃないか」といった声もある中、発売が決定した最新刊。「発売されるまでは信じない」という声もあるが、無事に発売され、どうか12巻を超える感動を、ファンに提供してほしい。

よつばと! (1) (電撃コミックス)

よつばと! (1) (電撃コミックス)

いきなり刊行が決まったらしいです

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