TVアニメ、アニメ劇場版、実写映画など、さまざまなメディアで展開される諫山創氏のマンガ『進撃の巨人』(講談社)。いよいよ、今冬プレイステーションVita、プレイステーション4、プレイステーション3用ソフトとして同作のゲームが登場する。徐々に明らかになりつつあるアクションゲーム『進撃の巨人』(コーエーテクモゲームス)に、ファンのボルテージも高まってきたようだ。
巨人と人間の戦いを描く『進撃の巨人』。同作のゲームは、「無双」シリーズなどで知られるコーエーテクモゲームスが手掛けており、肝心の内容は、戦術を考え自由に行動する“タクティカルハンティングアクション”となるようだ。さらに、仲間と共に巨人に挑むスリルも融合。大砲が設置された城門や、さまざまな武器・弾薬が保管された倉庫など、フィールドに散らばるものを活用して巨人を駆逐することになる。
公開された画像や動画を見たファンからは、「予想外に作り込んでた!」「いけるやん!」と好評。「ナルトみたいな方向性は正解!」「ナルトみたいな感じか、いいじゃん」など、『NARUTO -ナルト-』(集英社)のゲーム「ナルティメット」シリーズ(バンダイナムコゲームス)を彷彿とさせるビジュアルも好印象のようだ。
中には、「ここまでは悪くないな」「ここまではいい、ここまでは」と、“あくまで現時点での評価”を強調する声も上がっているが、期待しているファンが多いと言っていいだろう。
ただ、アニメに加えてゲームまでが原作ファンに受け入れられるとなると、やはり気になるのが実写映画の存在。あらゆる面で批判が相次いでいることは、もはや周知の事実であり、来月公開される後編『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』が心配でならない。このままでは、実写映画のみ“ひとり負け”となってしまいそうだ。
「今回の実写版は、作品の出来はもちろんですが、公開前後のスタッフ・関係者の振る舞いもまずかったですね。監督がfacebookで“友達公開”した批評家への痛罵が何者かによって拡散されたり、特撮スタッフがTwitterで観客に嫌味を言ったり……。それが炎上に拍車をかけたことは間違いありません。」(映画ライター)
どうやら作品の出来には期待できそうなPS版『進撃の巨人』。こちらのスタッフ諸氏には、実写版の轍は踏んでほしくないところだ。
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