「恥知らず」「厚かましい」 中国のパクリゲーム機「OUYE」に批判殺到【ざっくりゲームニュース】

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20150819_OUYE.jpg「OUYE」のクラウドファンディング(中国語)より。

 今日は中国で発表され現地でも物議を醸している、トンデモ家庭用ゲームハードのニュースからお届けしよう。そのハードとは、中国の企業が考案したAndroidコンソール「OUYE」だ。同ハードは中国のクラウドファンディングサイト「JD Finance」で発表されたもので、海外のゲームニュースメディア「Kotaku」の記事によれば、本体はPS4、コントローラーはXbox Oneのものとソックリのデザインだという。またハードの名称も、すでにリリースされているAndroidコンソール「OUYA」と類似している点から、記事のコメント欄では、「誤認を狙った詐欺ではないか?」とする意見が挙がっている。なおクラウドファンディングは10万元(日本円で約194万円)を目標として、資金提供を受け付けているが現時点で支持者は1人も現れておらず、プロジェクトのコメント欄は「恥知らず」「厚かましい」といった、非難のコメントであふれかえっている。過去にも中国ではさまざまなコピーハードが登場してきたものの、堂々と人々から資金を募ってまで、展開しようとする事例は前代未聞。好奇心から完成した実物も見てみたい気はするが、この様子では夢のまた夢といったところか。

 次にオーストラリアのメルボルンにて、VR(仮想現実)を利用した体験型ゲーム施設「Zero Latency VR」がオープンし、話題となっている。この施設では、ヘッドマウントディスプレイと銃型コントローラーを利用することで、自ら主人公となって仮想空間内でFPSが楽しめるという。気になるゲーム内容だが、アサルト・ショットガン・スナイパーの3種類から銃を1つ選び、迫りくるゾンビを撃退するというオーソドックスなもの。しかし、自分自身が動いて目の前の脅威を排除するため、体験する緊張感は一般的なゲームとは段違いといえよう。YouTubeでは、実際にゲームを体験している様子を映した参考動画が掲載されており、どのようにプレイするのかもうかがうことができる。なおプレイ料金は、価格は88オーストラリアドル(日本円で約8000円)と少々お高くはなっているが、最先端のゲームを楽しみたいゲーマーにとっては安いくらいだろう。将来的には、日本国内でも同様の施設が誕生し、さまざまなゲームが楽しめるようになってほしいものである。

■今回紹介したゲーム情報関連のサイトなどは以下より
・「OUYE」について取り上げているKotakuの記事(英語)
http://kotaku.com/ballsy-chinese-console-rips-off-both-the-ps4-and-xbox-o-1724466982
・「OUYE」のクラウドファンディング(中国語)
http://z.jd.com/project/details/20791.html
・「Zero Latency VR」を体験する様子を映した参考動画
https://youtu.be/xabOf8ut2IA

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