ピース・又吉の芥川賞受賞で、相方・綾部にも執筆オファー「企画書にはゴーストライターの候補者名も」

 その中で浮上してきたのが綾部の著作というわけだが、これについて、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに問い合わせたところ、意外にもあっさり「そうした企画がいくつか来たことは確か」と認めており、又吉の文芸バブルに乗っかる可能性は十分ある。

 編集者からは「アンチが口を挟めないところが、便乗商売をするのに好都合」という声もある。

 というのも、先日、タレントの和田アキ子が自身のレギュラー番組で「みなさん、純文学を感じたと言うけど、私は何も感じなかった」と批判したところ、ネット中から「引っ込んでいろ!」などの猛反発があり、これは『報道ステーション』(テレビ朝日)のキャスター古舘伊知郎にも同様の反応があった。

「話題作り先行の出来レース受賞の疑惑があったのも確か。でも、下手なタレントの深みのない批判コメントが、又吉批判としてはむしろ逆効果だった」と編集者。

 これで又吉の作家フィーバーは全面支持の空気となっており、この機に関連書籍を狙っても批判的に見られないという目論見が成り立った。PR会社の人間に聞いても「この盛り上がりは年内は続く」と断言しており、綾部も又吉に続いて本を出せばヒットは確実。柳の下の二匹目のドジョウを狙う争いは、まさに“火花”を散らす。
(文/鈴木雅久)

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