「まさかお茶の水博士で萌えるとは…」 庵野監督だけじゃなく、腐女子も絶賛!? マンガ『アトム ザ・ビギニング』

1506_atom.jpg月刊ヒーローズ公式サイトより。

 セブンイレブンで毎月1日に発売されている雑誌「月刊ヒーローズ」で連載中のマンガ『アトム ザ・ビギニング』(共に小学館クリエイティブ)が、各所から絶賛を受けている。内容は、ご存じ『鉄腕アトム』(講談社)誕生までの物語。今月5日、待望の単行本第1巻が発売されたのだが、発売から1週間程度で初版在庫が尽き、緊急重版されるほどの人気である。

 同作は、『機動警察パトレイバー』(小学館)などで知られる、ゆうきまさみ氏がコンセプトワークスを、『フルメタル・パニック!0 ‐ZERO‐』(富士見書房)などを手がけたカサハラテツロー氏が漫画を描くという、“ロボット”描写でも定評のあるマンガ家2人のコラボレーション作品。両者の新解釈で描く“アトム”の世界に、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』監督・庵野秀明氏も「善、清、明、優、品、そして愛情溢れる未来世界の描写が好きです。この世界にアトムという異端の狂気が混じる瞬間を楽しみにしています」と、単行本に絶賛の推薦コメントを寄せた。

 一般読者の反応も、すごい。「おもしれーじゃねーか、コノヤロー!」「早く続きが読みたい」「食わず嫌いしてたけど、かなりおもしろかった」といったシンプルな反応から、「カサハラさんのロボメカ愛が詰まってる」「おもしろいのは、ゆうきさんだから?」など、作者を褒め称える声も多く上がっている。

 こうした感想の中で目立っているのが、「BL感がたまらない」「天馬博士とお茶の水博士がホモホモしく人前でイチャつく」「まさか自分がお茶の水博士で萌える日が来るとは…」と、登場する博士キャラ同士の“BL感”に対する声。腐女子(や、腐男子も?)からも高く評価されている。

 そもそも手塚作品では、露骨なまでに同性愛を描いた『MW(ムウ)』はもとより、BL的な要素を含む作品も多い。ほかにも、『少年探偵ロック・ホーム』の女装美少年や、男女両方の心を持つ『リボンの騎士』のサファイア王女、『複眼魔人』の男装の麗人など……さまざまな性的欲望を喚起してきた。ちなみに、ゆうき氏はBLを描くマンガ家を題材にしたマンガ『でぃす×こみ』(小学館)も連載中だ。BL感すら漂ってくる『アトム ザ・ビギニング』、これもまた手塚イズムの継承なのかも?

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