愛川欽也と共演した野沢雅子が明かす『いなかっぺ大将』のエピソード「ニャンコ先生ー!」

 4月17日、俳優でタレントの愛川欽也の訃報が報じられた。愛川欽也はバラエティ番組『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)の司会などでの活躍が目立つが、1960~1970年代ごろはアニメ『悟空の大冒険』の沙悟浄役や『いなかっぺ大将』(共にフジテレビ系)のニャンコ先生役といった声優活動もさかんに行っていた。奇しくも『いなかっぺ大将』で風大左衛門役として愛川と共演していた声優・野沢雅子が4月16日放送の『アウト×デラックス』(フジテレビ系)に出演し、同作の話をしたことが注目を集めた。

 野沢雅子といえば、『ドラゴンボール』の孫悟空や『銀河鉄道999』(共にフジテレビ系)の星野鉄郎の声で知られるベテラン声優だ。番組では“私生活でも役が抜けない”と意外な悩みを明かして、番組レギュラーのお笑い芸人・南海キャンディーズの山里亮太に「今もずっと悟空だったし、(番組セットの)ソファーをほめる時は鉄郎だった」と突っ込まれていた野沢。中でも『いなかっぺ大将』風大左衛門の役が抜けなかったという。

 野沢が演じていた風大左衛門は、語尾の“~だす”が特徴的な田舎出身の柔道少年。放送当時は切符を買う際に「高田馬場だす」と駅員に言ってしまったこともあるとか。また、野沢の子供が小学生だった時に出席したPTAでほかの保護者と話をしていた時も「そうだす」と“風大左衛門”で返答してしまったという。これには野沢も混乱したらしく、「『そうだ、少しずつ(“だす”を)混ぜて地方出身だと思わせちゃおう』といろいろ考えていた」といった当時のエピソードを明かしていた。

 番組自体は18日公開の映画『ドラゴンボール 復活の「F」』の宣伝のためか、野沢が生で悟空の声を当てたりするなど、『ドラゴンボール』を主に取り上げていた。しかし17日以降、ネットでは愛川欽也の訃報もあって「番組で野沢さんが言っていた『ニャンコ先生―!』の一言にこみ上げるものがある」「放送の翌日にニャンコ先生の訃報を聞くとは……」といった悲しみの声が多数上がることに。

 この『ドラゴンボール』にしても、1996年に映画『ドラゴンボール 最強への道』で愛川欽也が亀仙人役を演じ、共演していた2人。『いなかっぺ大将』『ドラゴンボール』と“師弟関係”をきずいていた2人だけに、愛川欽也の突然の別れに心が痛む。

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