『まじかる☆タルるートくん』で7億円以上稼いだ!? 江川達也ら、マンガ家が明かしたお金事情

【原作使用料・著作権料】

アニメは1話あたり10~15万円
キャラクター著作権は売り上げの3%
(江川達也氏の『まじかる☆タルるートくん』の場合)
映画は約100万円
(『テルマエ・ロマエ』の作者・ヤマザキマリ氏の発言より)

 マンガがアニメやドラマ化されるにあたって、マンガ家に支払われるのが原作使用料。

『まじかる☆タルるートくん』の場合、アニメ化された際の使用料は1話あたり10~15万円、ゲーム化された時は、キャラクターの著作権料は売り上げの3%。また、連載終了から16年後にパチンコ化された際の著作権料は、約3000万円だったそう。それぞれ、アニメの関連グッズだけで年収1億円、ゲームでは約5220万円の収入を得ていたそうで、江川氏が『まじかる☆タルるートくん』で得た収入を、番組が試算したところ、約7億8000万円という金額となりました。江川氏が番組で言ったとおり、上手くいけば原作料だけで「ぼろ儲け」できるようです。

 一方、一昨年の2月に『ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』(TBS)に出演した『テルマエ・ロマエ』の作者・ヤマザキマリは、映画『テルマエ・ロマエ』は興行収入が59億円だったのに、その原作使用料が約100万円だったと明かしたことで、ネットでは「少なすぎる」と話題になりました。こうした使用料については、扱いが難しいことを伺わせます。

【電子書籍の印税】

実売売り上げの最大70%
(『スティーブズ』の作者・うめ氏の発言より)

 近年、電子書籍の市場規模は611億円まで拡大。amazonのKindleストアだけでも10万種類近いタイトルを扱っています。そんな中『マネースクープ』では、去年、Kindleストア内の売り上げランキングで2位を記録した『スティーブズ』(小学館)の作者・うめ氏を突撃。うめ氏いわく、電子書籍は中間業者を必要としていないため、最大70%の印税が入るとのこと。ただし、電子書籍の印税は単行本と違い、印刷した分ではなく実売数に比例します。

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 このように、明かされたマンガ家たちのお金事情。もちろん、これらは出演したマンガ家たちの数字であって、出版社や刊行形態などによって差があるでしょう。ともあれ、ときには命も削って描かれるマンガ家たちへの対価。この金額は果たして高いか、それとも安い……?

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