「e☆イヤホン」とのコラボも決定!

台湾・フィリピンでのワンマンライブも決定! 2015年、“大きな勝負”を仕掛けるSTARMARIEワンマンライブレポ

150106_starmarie_02.jpg(写真/本間裕介)

 昨年12月にシングル『サーカスを殺したのは誰だ』を発売したSTARMARIE。2014年は、アメリカやフィリピン、台湾と海外へも活動の範囲を積極的に広げてきた彼女たち。2015年も大きな飛躍が期待出来るSTARMARIEが今年最初のライブとして1月2日、TSUTAYA O-EASTを舞台に【STARMARIE単独サーカス~DARK FANTASY WORLDの始まり。~】を開催した。同日の昼にあった主催イベント「スタマリEXPO新春」に続く形で行なわれたライブだが、1月2日という日程にもかかわらず、500人のファンが集まった。

☆STARMARIEのインタビューはこちら

 ライブタイトルにも記されたように、現在のSTARMARIEがメインのテーマに据えているのが「DARK FANTASY WORLD」。以前からDARK FANTASYな楽曲を多く届けてきた彼女たちだが、あらためてこのタイトルを全面へ押し出したところがポイントだ。事実、この日のライブにおいても、その言葉は重要なファクターになっていた。

■観客もが“キャスト”になるSTARMARIEが織り成す物語

150106_starmarie_04.jpg(写真/本間裕介)

 今宵のライブは,不審な死を遂げた者たちだけが宿泊する、地獄にそびえ立つ「ホテルサーカス」を舞台にした物語として形作られていた。STARMARIEは命を失くさぬまま、つまり、生きた状態で地獄にあるホテルへ迷い込んでしまう。そうとは知らず、彼女たちを招き入れたのが、今回のライブのキーマンとして登場した、「ホテルサーカス」のコンシェルジュ“Mr.サーカス”。

 最新シングル『サーカスを殺したのは誰だ』の演奏を合図に、異世界へ飛び込んでいったSTARMARIE。ライブの序盤は、Mr.サーカスが、「ホテルサーカス」へ迷い込んだSTARMARIEの5人を、次々といろんな部屋に案内しながら、その部屋に常宿し続ける不審な死を遂げた人たちの物語を語る形を持って進んでいった。
       
 まず、『グッモーニンッ!!ハマムラSHOW』の演奏と共に、Mr.サーカスより任命を受けた司会者のハマムラが、STARMARIEの5人と彼女たちと一緒に地獄へ迷い込んだファンたちへ、謎めいた摩訶不思議な物語を次々と語り出した。次は、ポールの経営する三ツ星レストランの招待を受け、最愛の人と最期の晩餐を行なった人の悲しい物語を綴った『三ツ星レストランポールからの招待状』。それに続くは、愛しすぎたあまりに命を落した人の、今も未練たっぷりな想いに哀切な気持ち抱いた、艶やかでダンサブルな『狂おしき月下の舞踏会』。そして、サスペンスな舞台劇を描いたミステリーナンバー『帝王の華麗なアリバイ』の展開に耳が惹かれながら、亡くなった人を想い続ける『グランチャイルズグラデュエーション』に熱狂しつつも、心で涙してゆく風景も登場。

「熱いよママ、ここから出してよ」。スクリーンに写し出されたのは一人の少年の肖像画。すでにこの世から消えた少年が、志半ばで召された人たちの思い出を語り出した。このホテルの支配人Mr.サーカスへの警鐘を鳴らす、肖像画の中の少年。「サーカスを殺したのは誰?」と語りかけた少年の言葉を通し、ここで初めて、それまで無邪気に熱狂していた観客たちが、STARMARIEと一緒に、死者が営み、死者が常宿するホテルへ迷い込んだことを気付かせてゆく。しかもSTARMARIEの5人は、生きたままこのホテルに迷い込んだことも、ここで判明。その冴えた演出の種明かしと共に、初めて観客たちは、この日のライブが物語を綴りながら進んでいくことや、自分たちが、その物語の重要なキャストになっていたことに気付かされた。この日のライブが、ただの暴れれば良いライブとは確実に一線を画すことを誰もが実感していた。

台湾・フィリピンでのワンマンライブも決定! 2015年、“大きな勝負”を仕掛けるSTARMARIEワンマンライブレポのページです。おたぽるは、アイドルアイドル&声優の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!