「e☆イヤホン」とのコラボも決定!

台湾・フィリピンでのワンマンライブも決定! 2015年、“大きな勝負”を仕掛けるSTARMARIEワンマンライブレポ

■さまざまな楽曲を組み合わせ“一つの物語”にするSTARMARIEの手腕

150106_starmarie_01.jpg(写真/本間裕介)

 中盤ではMr.サーカスが、ホテルに迷い込んだ観客たちを、STARMARIEが歌い踊る舞踏会へ誘い出した。会場では、水色のドレススカート姿に身を包んだ5人がライブを行なっていた。気持ちをウキウキ弾ませてゆくキラキラとしたドリーミンナンバーの『綺麗なレオナの肖像画』。熱気帯びながら華やかに駆けだした『ママは天才ギタリスト』。気持ちを高揚させた『余命124日のシンデレラ』が、時間の経過を忘れさせながら舞踏会へ迷い込んだ大勢の観客たちの身体を揺らし続けていけば、『1000年恋物語』を通し、その場にいた人たちの誰もが、高揚した恍惚へ包まれていた。

「彼女たらは何かの間違いでこのホテルに来てしまったようです。彼女たちを無事に返したいが、このホテルの秘密を知ってしまったからには、消えてもらうしかないです」(Mr.サーカス)

 終盤は、踏み込んではいけない世界へ迷い込んだSTARMARIEの5人が、現世へ逃げようとしてゆく物語を展開。地獄に迷い込んだその様を描いた『お化け屋敷に就職しよう』。ホテルから駆け出す様を、気持ちの鼓動激しく打ち鳴らすダンサブルナンバー『モノマネ師ネロ』に投影すれば、現実の世界へと戻ろうともがいてゆく姿を『モグラミステリーツアー』に彼女たちは映し出していた。さらに、現実の空間へ戻り開放された気持ちを示すよう、キラキラとしたナンバー『さよならお弁当』を歌う。そして、彼女たちは「迷い込んだのは、時空を超えた空間??」とみずから問いかけながら、『タイムマシーン・ラブ』を歌い、観客たちと現世へ戻ってきた喜びを分かち合っていた。“最期”は、すべての悲しみを心へ仕舞い込むように『ぐらんぱぐらんぱ』を歌い、物語を共に味わった観客たちと心でハグし続けていた。

 もともとは異なる物語として描き出していた曲たちを、ライブを通した一つの物語として描き出したSTARMARIEの手腕には関心するばかり。むしろ、STARMARIEの楽曲には、それだけ深い「死と生」をテーマに据えたDARK FANTASYな物語があるという ことを、この日のライブで示してくれたと言えようか。

 アンコールでは、STARMARIEを活動所期から支え続けてきた楽曲の『アンドロメダ・プロポーズ』を歌う。続いて、SIAM SHADEのカバーナンバー『1/3の純情な感情』では、会場中の人たちも一緒にサビを熱唱した。ラストは、これまでに描きあげたさまざまな人生ドラマを開放し、すべてを大空へ解き放つように『名もなき星のマイホーム』を歌い、STARMARIEはこの日のライブを閉じていった。

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