“ウィスパーボイス”で聞かせる山梨のアイドルグループ・Peach sugar snowライブの熱気がすごかった！

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　そして再びPeach sugar snowの3人に加えて、彼女たちが生まれた芸能スクール・K＆Mミュージックの代表であり、プロデューサーでもある小林清美先生が登場。先生からは、彼女たちの2周年を祝い、新曲のプレゼントが発表される。タイトルは『難しい言葉はいらない』。手本として先生が歌いあげた後、「ちょっと難しいかな？」の先生の声に「3人で頑張ります！」と応えていた。

　この日ならではのスペシャルがもうひとつ。それはあいな作詞作曲のオリジナル曲の発表だ。そのためにこの日はピアノが設置されており、彼女が弾きながら歌も披露。曲のタイトルは『届きますように』。そのタイトルどおり、詞に「自分の気持ちや声が皆さんに届くように」という思いをこめられた曲は、いつものウィスパーボイスとは違った歌い方で、Peach sugar snowのもうひとつの顔を見せられるよう。また歌詞が普段のライブ活動での思いが込められたものだけにファンの胸も熱くなるというもの。

　この曲に感動した小林先生も「すごい！ アルバムに入れよう！」と、まだ発表もされてないアルバム収録話で盛り上がっていた。さらに、先生が即興でピアノを弾きながらあいなちゃんと共演。これがまた美しいハーモニーで、2人がその場で確かめながら曲を完成させていく姿に、普段のスクールの光景が垣間見られるシーンだった。その後の誕生日を迎えたばかりのあんちゃんへのケーキのサプライズも、彼女たちの日常を見せてもらった感覚だ。

　その後は、この日初披露となるPeach sugar snowの新曲『世界の終わりEND』。その歌詞に込められたのは、「ひとりひとりが助け合えばもっと良い世界が作れるんじゃないか」というテーマ。この日、新コスチュームを披露したPeach sugar snow。小林先生からその説明で「全員Sサイズかと思ったらMで買い直したんですよ」という話があったり、こうしたメッセージ性の強い曲が渡されたりと、デビュー当初全員小学生だった3人は、ちょっとずつ大人になっているのかもしれない。

　最後は、この日出演した全グループによる『君にスマイルマイル』。今、同じ事務所での姉妹グループ共演ライブなどは多いけれど、この日のライブはそうしたものとは一風違った、同じ学び舎で努力を重ねてきたメンバーが集うスクールならではの爽やかな空気に満ちもの。そしてここから生まれたPeach sugar snowの、ほかにない清涼感の秘密を垣間見せるとともに、来年さらにこの魅力が広まること間違いなし！　と確信させてくれたライブだった。
（大坪ケムタ）

 
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