【実録・アイドルオーディションの裏側】面接時間は5分! アイドルは 「見たい」と興味を抱かせる第一印象が大切!?

1409_akidora2_02.jpg応募者がどんどん増えたため、面接は随時行われている。

 面接を受けた女の子に話を聞くと、「アイドルと言えば秋葉原」というイメージがあり、地下アイドル時代にアキドラを知っていたファンが多かったので、今回のオーディションに応募したという。また、ファンの目線を考えると、秋葉原にあるライブ会場は通いやすいし、アキドラはアイドルファンからの認知度が高いので、併設のカフェで働けば、ファンと触れ合えるし、新しいファンの獲得もしやすいのではないかと思ったと、彼女は話してくれた。

 彼女によれば、今回のアキドラの面接は、ほかのオーディションの面接と比べると、ギシギシした感じがなく、自分の魅力を出せたと満足げだった。しかし、たった5分の面接で、彼女のどんな魅力が伝わったのだろうか? 坂巻マネージャーに話を聞いた。

「今回の面接のポイントは、気持ちです。彼女の場合、応募動機に20歳の最後だから、アイドルとして有名になりたいと書いてあったが、なぜアイドルなのかということが気になったので、気持ちを確認しました。書類選考の1次審査は、あってないようなものですが、2次審査では応募者の気持ちを確認しています」

 また、技能テストについては、3次審査は観客のいる前でパフォーマンスをする公開オーディションになるため、アキドラとして公の場に出しても問題ない、最低限のレベルをみたという。「今回面接を受けた女の子の場合、歌唱力はやはりまだまだという感じでしたが、ここでみたのは歌唱力ではなく、この面接の場で、いきなりふられても、きちんと歌える度胸があるかということなんです。それが、僕の中での3次審査へと進ませる第一条件でもあります」と坂巻マネージャーは答えてくれた。

1409_akidora2_03.jpg面接時に記入するダイコクプロダクションのアンケート。

 そして、2次審査合格の決め手は、なんと“勘”らしい。自分が観客側だった場合、面接に来た女の子のパフォーマンスを見たいと思うか、どんなステージを見せてくれるのかという興味や期待を抱けるか、そうした第一印象が大切なのだという。

「アイドルはもちろんですが、人間にとって大切なのは、第一印象です。広告を考えてみてください。パッと見たときに、そこに魅かれるものがない限り、宣伝されている商品に興味を持たないですよね? アイドルも同じです。どんなに魅力があり、いいパフォーマンスをする子でも、第一印象で興味を持ってもらえないようでは、ダメなんです。だから、面接時間も短いんですよ」

 アイドルでまず重要なのは、第一印象。だから、あれこれ質問して人物像をじっくりみるのではなく、短時間の面接で、その子のパフォーマンスを見たいか、見たくないかで選ぶ。“面接”、“技能テスト”という言葉からは、少々意外な審査基準であったが、その真意を知ると、理にかなっていると感じる内容だった。次回は、いよいよ3次審査の内容をレポートする。
(取材・文/桜井飛鳥)

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