奈良アニメ“メ”ディア祭は新たな風物詩? なら燈花会と『境界の彼方』のコラボで目を惹く奈良の夏

 某アニメ誌が奈良でイベント? 7月1日、突如発表されたイベントに「さすが学研パブリッシングは目の付け所が違う!」と思われたが、どうやら某アニメ誌と同イベントが特に関係ないということがわかり、ツッコミが入ったようだった。

 間に“メ”が入り、改めて仕切り直したそのイベントの名は「奈良アニメメディア祭」。発表当初は「奈良アニメディア祭」とうたっていたが、さらりと修正されていた。いずれにしてもツカミの宣伝効果はあっただろう。

 奈良アニメメディア祭のサイトオープン時には、8月9日・10日の「奈良公園サマーコスプレフェスタ」と9月28日の「記紀・万葉メディア・コンテンツ・ツーリズムシンポジウム」のみで、ほかのイベントについては順次発表があるとされていた。

 奈良では毎年夏に「なら燈花会」が開催されている。これまで、お盆の時期は春日大社の「万灯籠」が伝統行事として知られてきたが、なら燈花会は1999年より開催と、新しく誕生したイベントになる。開催期間中は、「万灯籠」のプレイベントのような感じで春日大社よりも広いエリアで人々の目を和ませている。

 なら燈花会の今年の会期は、8月5日から14日までである。そこへ7月9日、奈良アニメメディア祭との関連として、昨年放送のアニメ『境界の彼方』とコラボした「燈花会の彼方」が加わることが発表になった。『境界の彼方』には「長月灯篭祭」という、なら燈花会をモデルとしたイベントも描かれていたので、ファンにとっては朗報。コスプレと併せて楽しめる目玉イベントになるのではないだろうか。

 9月28日のシンポジウムまでも間があるので、このほかのコラボ作品もあるかもしれない。ちなみに奈良のアニメというと、最近では2012年に放送のあった『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』もある。こちらは13年9月上旬に「メモリアルイベント in 吉野」が開催された。となると、やはり実行委員会には目星をつけてほしいという期待も高まるに違いない。

 一方、京都では9月20日・21日に「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2014」が開催される。こちらは春に、今回は京都市営地下鉄烏丸線にラッピングを施してPRを行っていた。烏丸線は近鉄奈良線に一部の列車が乗り入れているため、近鉄奈良駅までの沿線でも京まふを宣伝可能になっていた。こちらとの連動の有無にも注目しておきたい。
(文/真狩祐志)

■奈良アニメメディア祭
http://www.nara-storytourism.com/
■燈花会の彼方
http://www.toukae.jp/toukaenokanata/

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