“熱血”“バトル”“お色気”すべてが揃った『史上最強の弟子ケンイチ 闇の襲撃』 深夜アニメ第1話全レビュー!!【8日(火)編】

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　4月より放映開始された深夜アニメの第一話をレビューして、オススメ作品をコンセルジュする連載「深夜アニメ　闇夜の千本ノック」！　※放送日などは全国ネット及びTOKYO MXに準拠します。

■『史上最強の弟子ケンイチ 闇の襲撃』
第1話「新たなる刺客」

『史上最強の弟子ケンイチ 闇の襲撃』公式HPより。

　小学館「週刊少年サンデー」連載、松江名俊の原作マンガをベースに、石踊宏監督、制作ブレインズ・ベースによりアニメ化したOVAをテレビ放映。

　いじめられっ子だった白浜兼一は女子高生武術家・風林寺美羽と出会い、美羽の祖父・風林寺隼人の開く道場「梁山泊」に入門した。数々の戦いを経て信念を貫くための強さに近づきつつある兼一。しかし武術界最強の称号を欲する邪な流派「闇」が、梁山泊壊滅を狙って動きだす。闇が放った“残心体捨流”二人組の弟子が、兼一と美羽に迫りつつあった……。

　もともと2012年からマンガ単行本にアニメDVDを同梱したプラスアン･コミックスで展開していたこのシリーズ。1巻目は3万部近いヒットとなったようで、その大好評っぷりから今回のテレビ放映がスタートとなりました。ストーリーは「ラグナレク編」後の話を元に、原作者・松江名俊先生本人が書き下ろしたオリジナルの物語。アニメの制作担当も、テレビ版のトムス・エンタテインメントからブレインズ・ベースへと変更になっています。

　テレビシリーズ終了がもう7年前にもなることから、『史上最強の弟子ケンイチ』のマンガは読んでいてもアニメで見るのは今作が初めてとなる人も多いのではないでしょうか？　キャラデザも以前のテレビシリーズよりも原作により近づいた濃い目の絵柄となった印象。メインの格闘アクションは、作画枚数もたっぷり取られて梁山泊のメンバーそれぞれに見せ場がありますし、オリジナルキャラクターである残心体捨流体術の使い手・矢力部蔵人とつかさVS兼一と美羽の勝負は、電車の踏み切りを立体的に使った戦いでかなりの迫力。こういった点は時間と予算に余裕があるOVAならではのクオリティだな、と感心してしまいました。

“熱血”“バトル”“お色気”と正しい少年マンガ要素満載の本作。美羽のスパッツのぴっちりテカテカ質感表現や胸ポチのくっきりとした描き込みなど、原作テイストを活かした微エロ作画が拝めるのも深夜帯ならではのオトク感。第一話では香坂しぐれの爆乳入浴シーンや、敵くノ一刺客との全裸バトルなども画面を覆う湯気少なめ仕様で楽しめましたよ！

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（文／出口ナオト）

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