「深夜アニメ 闇夜の千本ノック」

漂うミスマッチ感はカートゥーン風の演出か!? 『魔法少女大戦』 深夜アニメ第1話全レビュー!!【8日(火)編】

【2014年 春の新作アニメ特集はこちら】

 4月より放映開始された深夜アニメの第一話をレビューして、オススメ作品をコンセルジュする連載「深夜アニメ 闇夜の千本ノック」! ※放送日などは全国ネット及びTOKYO MXに準拠します。

■『魔法少女大戦
第1話「宮城県 青葉鳴子の場合」

1404_magicawars.jpg『魔法少女大戦』公式HPより。

 松井健・伊藤桃香(2.5次元てれび)とGAINAXによる原作を、大野木彩乃監督とアニメ制作・GAINAXによりアニメ化。

 現在PS Vita用ゲームやアプリとして配信されている『魔法少女大戦』をショートアニメ化した本作。元々はインターネットテレビ番組『2.5次元てれびプロジェクト』発信の視聴者参加型コンテンツだったようですが、明確な世界観があるわけではなく“全国47都道府県の「ご当地魔法少女」達が活躍する”程度のくくりしかない模様。あのGAINAXがゲーム販促アニメを担当する時代が来るなんて、20世紀には誰も予想しなかったでしょうねぇ……。

 実質本編は3分半程度なので、毎回異なった地域の魔法少女を主役に据えたPV的な内容。1話はかなりギャグ調の話でしたが、しかし画面は人物キャラクターはセル画調の塗り、モブや背景はフラッシュアニメ的なベタ塗りですごいミスマッチ感。もしかして海外のカートゥーン的な雰囲気を狙った演出なのでしょうか?

 さらに「出演声優はその地方出身者に限る」という縛りを設けたため、宮城県代表魔法少女・青葉鳴子役は新人の荒川美穂さんなのに対し、お供のタケスズメはベテラン・山寺宏一さんが演じるというちょっとびっくりなキャスティングに。今後も新人、大御所交えてさまざまな声優陣が出演されるようなので、声優ファンも要チェックです。

 せっかく各地方出身の声優を起用してるのだから、ちょっとした方言を喋らせたほうがキャラも立つし、ご当地感が伝わって来るのになぁと感じました。「方言女子萌え」というのもありますし、魔法少女なのだから決めセリフを方言で叫ぶとか、ポイントポイントで使わないともったいない。例えば青葉鳴子が仙台出身なら、「うんめーにゃー!」とか言わせるとグッと良くなったのではないでしょうか。

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(文/出口ナオト)

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