日本版「Hulu」はアメリカを見習え!? 日本テレビによる買収で「Hulu」は“アニメの楽園”となるか?

 アニメファンにとっては宝の山、「アニメ大金脈」である米国Huluだが、残念ながら日本地域からの視聴は不可能。日本でのHulu人気の中心となっているのは安価な定額で海外ドラマや多くの映画が見放題になる点であり、アニメに関してはアメリカ国内でのような潤沢にして優良な同じサービスは今のところ望めないのが現状である(米国Huluの料金は月7ドル99セント・約820円)。

 ただ、希望はまったくないわけではないようだ。

「いま国内でのアニメ配信事業は、バンダイチャンネル、ニコニコ動画、GyaO!、dアニメストアなどがシノギを削り合う状態。こうしたコンテンツを視聴しているのは若いアニメファンが多く、スマホやタブレットなどのモバイル環境がメインです。地方在住者のアニメファンにはCS受信環境がなくとも新作がチェックできるので、この先もユーザー数増加は望まれますね。日テレ配下となったHuluがさらなるビジネスチャンスを求めてアニメ強化の路線を掲げる可能性は十分にありうるでしょう。また海外では、ブルーレイを超える1080pという超高画質でのアニメ配信を行っているクランチロールなどの会社も存在します。こうした会社が、将来的に日本進出することもありうるのでは?」(デジタル情報誌編集者)

 日本テレビは同社によるHulu日本事業買収後も、同局以外の局製作による番組(NHK、TBSなど)の配信は続ける方針を発表しており、いずれアニメ番組にもこの方針が適用され、コンテンツ数が充実してゆく可能性はある。また先日、dアニメストアが4月より他社キャリアでの番組視聴を開放するとの報道もあった。こうした新規参入や規制緩和によって、アニメ配信事業がさらなる戦国時代へ突入する可能性は大いにありうるといえよう。ファンにとって安価かつ配信数の多いベストチョイスはどの会社のどのサービスとなるのか、これからも順次調査・紹介していきたいと思う。
(文/出口ナオト)

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