最後はやはり『悠久の翼』だろう。この曲はアニメ化など様々なメディア展開を見せた『ef』シリーズの前編『ef – the first tale』のエンディングテーマとして使用された。
『ef』シリーズは前編の『ef – the first tale』、後編の『ef – the latter tale』からなる。その他、後日談とifストリートを織り交ぜたファンディスク『天使の日曜日』もある。5人のヒロイン、5人の男性キャラの群像劇となっていて、登場人物それぞれの視点から物語が紡がれ、交差していき、最終的に一つの大きな物語となる。構成や設定が非常に綿密に練られており、用いられるギミックは本格ミステリー小説のようだ。ラストで『ef』の舞台の真相に気がついたユーザーは驚愕することになる。
『ef – the first tale』のエンディングで流れる『悠久の翼』は天門氏の得意とする美旋律のバイオリンをメインに用いており、冒頭のピアノイントロから壮大さを漂わせる一大ロック交響曲のような曲調だ。とにかくクラシック楽器が全面に押し出されているので、ロックと表現するのは大げさな気もするが、ドラムでリズムがしっかり打ちだされているのであえてそう表現してみた。全編に漂う物悲しいメロディーはこれぞ天門!と言わざるをえない。ちなみに『悠久の翼』は英語で『eternal feather』と訳され、冒頭の頭文字に「ef」が隠されている。ちなみに『ef – the latter tale』のOP曲は『emotional flutter』で、こちらにも「ef」が隠されているのだ。
『悠久の翼』が流れるアニメーションは新海誠監督が担当している。実に新海誠監督らしい美しさと演出が見て取れるので、新海誠ファンは必見だ。
(文=Leoneko)
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