「週刊少年ジャンプ」情報レビュー

『こち亀』に『艦隊これくしょん-艦これ-』登場で話題に!!今週の「ジャンプ」情報をチェック!

――発行部数280万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からご紹介!

1401_jump08.jpg「週刊少年ジャンプ」2014年8号(集英社)。

 本日20日に発売された「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2014年8号。表紙を飾ったのは、12月に単行本7巻が発売された『暗殺教室』。巻頭カラーでは、バレーボールマンガ『ハイキュー!!』のアニメ放送時間が大々的に発表された。4月から始まるアニメは、毎週日曜の17時よりMBS・TBS系全国28局ネットで放送されるとのこと。毎日放送製作の同枠では現在、「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中のマンガが原作となっているアニメ『マギ』(2期)が放送中。この枠で「ジャンプ」の原作がアニメ化されるのは初めてのこととなる。「ジャンプ」の兄弟誌「ジャンプスクエア」で連載中の『青の祓魔師』が同枠でアニメ化、ヒットを叩きだしたことも記憶に新しい。アニメ化による『ハイキュー!!』のさらなる躍進にも期待したい。

 今週の掲載順位の変動としては、前号で中盤につけていた『アイアンナイト』が後ろから4番目の位置に急降下。後ろから『恋のキューピッド 焼野原塵』『HACHI-東京23宮-』『べるぜバブ』に続く形となった。上記の3作品は、最近では最後方の常連に。かつてアニメ化もされた『べるぜバブ』は、ストーリーも畳みかかっている印象を受ける。改編期には3作品打ち切りとなることも多い「ジャンプ」だが、果たしてこれらの作品は生き残ることができるだろうか? 今後の動きにも注目だ。

 センターカラーは、VOMIC化が決定した吹奏楽マンガ『SOUL CATCHER(S)』。巻末コメントでは、同作者・新海英雄氏の前作『LIGHT WING』が重版されることも発表された。『LIGHT WING』は10年から11年にかけて「ジャンプ」で連載されたサッカーマンガ。単行本3巻で打ち切られているが、独特なセリフ回しなどがネットでプチブレイク。未だに一部で根強い人気を誇る作品だ。この機会に未読の方は読んでみてはいかがだろうか?

 今号の注目マンガは、いわずと知れた国民的マンガ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(以下、『こち亀』)。今号掲載の回では、大人気ブラウザゲーム『艦隊これくしょん-艦これ-』(以下、『艦これ』)を取り上げている。今号の『こち亀』は、発売日よりも前に入手、いわゆる“フラゲ”をした人物によって先立ってネットに一部がアップされ、「『こち亀』が『艦これ』を取り上げた!」と話題になっていた(念の為、同様の行為は著作権侵害であることを付記しておく)。実際に作中では、『艦これ』のキャラクターである「島風」や「金剛」、「長門」「加賀」といった人気キャラが描かれると同時に、『こち亀』のキャラ(モブ含む)が『艦これ』キャラのコスプレを披露している。『艦これ』に登場する長門型戦艦や天龍型軽巡洋艦、「大井」や「那珂」など、幅広い『こち亀』流『艦これ』が見れるので、ファンは怖いもの見たさで見てみるのも一興かも。

 最後に、人気急上昇中のSFアクション『ワールドトリガー』のファンには少し悲しいお知らせが。目次コメントなどでも触れられているが、同作の作者の芦原大介氏が手を骨折したため、次号は休載となるという。マンガの最後に掲載された「作者怪我のため休載致します」という文言は、なかなか珍しいものではないだろうか。ともあれ、芦原氏の早期の回復を祈るばかりだ。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)

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