無茶ネタでごまかされたような気も…? 変態プレイ続出の 『キルラキル』

――毎日、何本ものアニメが目まぐるしく放送されている現代日本。これだけ放送本数が多いと、見るのだって一苦労……。そんな悩める現代オタクのため、「おたぽる」がオリジナル作品を中心にテレビアニメ・レビュー! これさえ読めば、気になるあのアニメのあらすじから評判までがまるわかり!!※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

■『キルラキル』
第9話 「チャンスは一度」

1311_killa9.jpg『キルラキル』公式HPより。

【今週の極私的見どころ!】
 ビシバシしばかれる纏流子(CV:小清水亜美)の尻! もすごくよかったんですが、声優にまったく詳しくない筆者は、柚木涼香さんが声優を務める鬼龍院皐月の中学生と高校生の演じ分けが「すげー」と思ってしまいました。

 それにしても、今回の蟇郡苛(CV:稲田徹)さんはカット変わるたびに大きさが変わったりして、ネタ的には面白かったんですけど、そういう無茶ネタで少しごまかされたような気も……。

【今週のオススメ度】
★★★☆☆
(前回のあらすじはこちら

 四天王戦の初戦は風紀部委員長・蟇郡苛。四天王が立つ塔の高さが低い順に対戦するんだとか。ここら辺、なんだか『聖闘士星矢』の十二宮の戦いを思い出します。『聖闘士星矢』も初戦はごついアルデバラン。あんまり関係ないと思うけど。

 さて、午後1時から始まる対戦を前に腹ごしらえをする流子。そこに担任・美木杉愛九郎(CV:三木眞一郎)が訪れます。彼は、四天王と連続で戦えば、神衣・鮮血(CV:関俊彦)と流子に何が起こるかわからないと棄権を薦めますが、「余計な口を出すな。それともあんたが話してくれるのか? 父さんがなぜ殺されたか」と聞き返す流子。「それは無理だ」と美木杉。で、美木杉はすごすごと退散。なんで無理なんでしょう?

 午後1時。早速、蟇郡は3つ星極制服「縛の装」に変身。ところが両者微動だにせず。それもそのはず、流子は攻撃されることで真価を発揮する「縛の装」のカラクリを前回見てますからね。いわゆる放置プレーです!!

 そこで蟇郡、自分で自分をしばいてパワーを溜めこんで「死縛の装」へと変身。セルフSMという高度なプレイをやってのけます! 触手みたいな鞭で流子をビシバシしばきます! お尻とかビシっとひっぱたいて、そのたびに流子さんが「はっ」だの「あっ」だのと……。やばいですね。これはやばいですよ。この回だけはPG12じゃないでしょうか。ネット上の紳士の皆さんも「これはエロい……!」「(履いてないように見える)ケツがヤバいwww」と、騒然です。

 流子も必殺技「戦維喪失」を繰り出すけど、全然効かない! というのも、極制服「縛の装」の生命戦維は、表面を包む布の鎧で守られてるんですね。というか、「戦維喪失」って技名だったんですね……。為す術なく、しばかれ続ける流子。でも、強気な姿勢は崩さない。そんな流子に「セーラー服を改造して破廉恥な格好にして! まさに不良!」なんて今更なことを言う蟇郡がジャンククラッシュ(『キン肉マン』)みたいな技で、流子を「理想の女子高生の型にハメよう」とします。その様は、満艦飾マコ(CV:洲崎綾)的な表現で言えば「人間たい焼き」。

 ピンチのその時、鮮血が逆転の作戦を講じます。まずは鮮血の発動を解き、その反動で「人間たい焼き」から脱出。そこに襲いかかる蟇郡の特大触手に鮮血と流子が食らいつくことで、触手と一緒に蟇郡の極制服へと取り込まれます。

 絞めつけられ窒息負けしそうになる流子ですが、極制服の中で鮮血を起動! しかも、鮮血がいつもと違う! 全身に刃がついた「鮮血閃刃(せんけつせんじん)」になっとる! で、「縛の装」を内部からズタズタにすることに成功です。鮮血ナイスです。布の鎧を失った蟇郡は「戦維喪失」でスッポンポン。

「無様なり! 蟇郡苛!」と切腹しようとする蟇郡。それを「まだ跪くは早い」と言って鬼龍院が止めます。蟇郡はまだ必要な人材ということなんでしょう。う~ん、これは仲間になるフラグなんでしょうかね……?

 美木杉は「鮮血閃刃」を見て、「さすがだよ、流子くん」なんてことを言うのですが、「でも素直には喜べないな」とも。なんだか、5話に出てきた黄長瀬紬(CV:小西克幸)の「服に飲み込まれる」という言葉が思い出されます。

 さて、次の四天王戦は情報戦略部委員長・犬牟田宝火(CV:吉野裕行)。今まで戦闘シーンがほとんどない犬牟田だけに、どんな変態プレイ……もとい技を繰り出してくるのか? 次回、「あなたを・もっと・知りたくて」を待ちましょう!



 ネットでは「安定の面白さ!」「今回もくだらなくてよかったw」という評価と共に、「なんかマンネリ感が…」など、少しパワーダウンを危惧する声も聞こえてきます。本筋としては、1クール目の折り返しが近づいて、だんだんフラグがはっきりしてきました。 9話の今回、「塔首頂上決戦」で四天王戦が始まったわけで、1クール目(12~13話)完結の四天王戦後に父の死の真相を知って、2クール目の展開へ――みたいな感じなのでしょうか。ただ、マコが、マコだけが何者なのかがわからないです。ほんとにただの天然系の女の子なのか。うーむ。

 違うアニメですけど、『サムライフラメンコ』すごいことになってますね!(参照) 映画『フロム・ダスク・ティル・ドーン』みたいな展開に笑いが止まらんです。
(文/尾野スミ)

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