ゲーム以外の収益でユーザーの皆さんからお金をもらおうとは考えていません。――飯田

美少女ゲームブランド“ひよこソフト”に事務所訪問!代表(イケメン)が語ってくれた経営精神とは?

ひよこソフト事務所事務所の広さは8畳くらい?
女性スタッフが2名いらっしゃいました。

――現在従業員は何名いらっしゃるんですか?

 全員で7名です。うちのシナリオライターは、事務所訪問がきっかけで社員になっているんですよ。

――この6年間に4本の作品をリリースしていますが、これは理想のペースですか?

 デビュー作の『月染の枷鎖 -the end of scarlet luna-』がリリースまでに2年かかってしまった以外は、だいたい年に1本ペース出せているので順調ですが、本当は8ヶ月に1本リリースするのが理想です。

 ぶっちゃけ出そうと思えば出せるんですよ。でも作品に対するこだわりがあるし、手は絶対に抜きたくないんです。だからやっぱり遅れてしまう部分はありますね。

――ひよこソフトのこだわりを教えてもらってもいいですか?

 楽曲のクオリティですね。前作の『あいこみゅ!! -IDOL Communication-』はアイドルものってこともありましたが、11曲も歌を書き下ろしたりして、豪華にしました。良い曲が揃ってますよ。あとはCGですね。うちは立ち絵の種類や表情をたくさん用意するんです。後ろ向きや手の動きに変化をつけたりね。

――他にはありますか?

 これは作品へのこだわりなどではないのですが、会社としてゲーム以外の収益でユーザーの皆さんからお金をもらおうとはあまり考えていません。先ほどもお話したように、ぼくらはユーザーの皆さんと近い場所にいながら、ブランドとして成長していきたいと考えています。『月染の枷鎖』でもアルバムCDを作っているのですが、無償で配ってしまいました。

 ユーザーの皆さんには支えてもらっている分、大切にしたいし、還元もしていきたいですよ。でもそれが会社の経営を圧迫したりもするんですが。

 (苦笑)

――最近美少女ゲーム業界は業界自体が縮小しているなんてことも言われたりもしていますが、それを実感することはありますか?

あいこみゅ!!-IDOL Communication-最新作の『あいこみゅ!!』。大人の事情により一部画像に処理を加えています。

 あります。ぼくがこの業界に入ったときには、ショップでの年間売り上げランキングが10位のソフトでも8000本くらい売れていました。でも、いまは10位だと3000本程度じゃないかと思います。半分以下になってしまったという印象です。

――その原因はなんだと思われますか?

 情報があふれてしまっているからではないでしょうか。ぼくらがユーザーとして現役の頃は、ネットがまだそれほど普及していませんでした。試し買いなどもよくしていたのですが、いまはすぐにネットで情報を得ることができてしまうので、ユーザーの中で「買う」「買わない」のふるい分けがはっきりとできてしまうんです。

 ユーザーの数で言っちゃえば、そんなに少なくなっているとは思わないんですけど、美少女ゲームメーカーもたくさんありますからね、ユーザーの目が肥えてしまったってこともあるんじゃないですか。

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