――毎日、何本ものアニメが目まぐるしく放送されている現代日本。これだけ放送本数が多いと、見るのだって一苦労……。そんな悩める現代オタクのため、「おたぽる」がオリジナル作品を中心にテレビアニメ・レビュー! これさえ読めば、気になるあのアニメのあらすじから評判までがまるわかり!!
※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意下さい。
■『ガリレイドンナ』
第3話「キンギョ・ライフ」
先週の第2話(記事参照)からストーリーが少しずつ動き出した『ガリレイドンナ』。
第3話は大企業アドニムーン・カンパニーの社長演説の場面から始まった。「世界各地で多発している空賊のメタンハイドレート資源強奪事件にも屈せず、当社はこれからも安定したメタンハイドレート資源供給を約束する」――しかし実際に世界の採掘場を襲っているのはアドニムーンが操る組織「メシェ」。それを空賊の仕業と偽り、自分たちのシェアを拡大していたのだ。
第2話のラストで倒れたシルヴィア(CV:桑島法子)は記憶を失い、アドニムーンに身柄を保護されていた。アドニムーンの社長の息子・ロベルト(CV:楠大典)率いる“メシェ”は、ガリレオ三姉妹とガリレオテゾロを追うことになる。
一方、星月(CV:日高里菜)たちはアンナ(CV:井上麻里奈)が勝手に名づけた「ガリレオ号」で飛行を続けていた。正義感の強い長女・葉月(CV:真堂圭)はメシェと戦うことを決意。また、星月はガリレオの遺産を探す意志を固める。
しかし神月(CV:大久保瑠美)だけは様子が異なっていた。これまでと同じ普通の生活に戻りたい神月は、星月や葉月の態度が信じられなかった。そして自分が“ガリレオの子孫”だということ、さらに星月の才能にコンプレックスを抱いているようで……。
そんな星月たちの前に、突如ロベルトの操縦する機動兵器が現れた。「ガリレオテゾロを渡せ。さもないと……」そう言ってロベルトはガリレオ号を激しく攻撃する。
その時、アンナは星月が大切に持っていたガリレオの“月のスケッチ”を発見した。このスケッチを集めていけば、ガリレオの遺産の謎を解明できるのだ。
ロベルトに襲われ絶体絶命の星月たちの前に、空賊ブラックガニメデ団のシシーニョ(CV:神谷浩史)が現れる。
「ガリレオの遺産は俺たちが先に目をつけたお宝だ!」
そう言い放ち、ロベルトを攻撃するシシーニョ。その隙に星月たちはロベルトの攻撃から逃れることに成功した。
シシーニョたちに助けられた形となった星月たちは、ガリレオの謎を解明するために残りのスケッチの探索に出発する。
「あの夏、僕は、突然現れた君のせいで、恋という酷く曖昧で抽象的で、証明も立証も出来ない、人類特有の感情を知ってしまったのだ……」
星月は、月のスケッチに書かれたその一文をガリレオ号のデッキでひとり読み上げていた。その後、皆のもとに戻った星月は、「ガリレオは子供のころ音楽を勉強していた」というアンナの言葉から月のスケッチの片隅に楽譜の一部が書かれていることを思いだし──。
「早くも安定の“桑島キャラ”死亡か!?」と視聴者をざわつかせた第2話を経て放送された第3話。とりあえずはシルヴィアも一命を取り留めていたようで、視聴者もほっと一安心?
第3話から本格的にガリレオの謎解きが始まったが、今回一番印象に残ったのはガリレオ三姉妹の姉妹喧嘩だという視聴者も多いのではないだろうか。ネットでは「神月の反応が普通」「気持ちはわかる」といった意見が多い。ややめんどくさい系の神月だが、確かに、いきなりあんな状況に置かれたらああなるのもわかります……! それにしても、相変わらずシャワーシーンや下着姿をサービスしちゃうところもあざとい。
そして「神谷が来ると安心する」と大好評のシシーニョ。「俺色に染めてやるよ」という別になくてもいいんじゃない? という感じのセリフも飛び出し、絶好調です!
全体としては、今後謎解きをメインに3姉妹の成長(とサービスシーン)を描きつつ、メカも登場させていく……といった感じだろうか。メカアニメとしてはやや中途半端な感もあるが、金魚モチーフという斬新さやグランデロッソのかわいらしさなど目新しい要素も多いため、今後も期待しつつ見ていきたい。
まぁ、なんといっても毎回視聴者が最も注目しているのはEDの“裸オーバーオール”星月なんですけどね!
(文/ロペ子)
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