『ファイブスター物語』単行本15巻がついに発売 そろそろ、推しのファティマ談義がしたい

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『ファイブスター物語』15巻

 永野護の『ファイブスター物語』(KADOKAWA)の単行本15巻がいよいよ発売となった。

 連載開始が「月刊ニュータイプ」1986年4月号からなので、現在連載33年目。数あるマンガの中でも長寿連載のひとつである。考えてみれば、筆者も最初に買ったアニメ雑誌は劇場アニメ『火の鳥 鳳凰編』が特集されていた「月刊ニュータイプ」。付録に同時上映だった『時空の旅人』の双六がついていたのを記憶している(『火の鳥 鳳凰編』も『時空の旅人』もファミコンゲームが楽しかったが、ここでは割愛)。当時、まだ筆者は小学生だったのだが、その時からいまだに連載が続いているのだからスゴイ。

 大学生の時に放送が始まった『新世紀エヴァンゲリオン』が、なんだか唖然とする結末を迎え、さらに『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』となり、気がつけば人生の半分くらいが「エヴァの呪縛」と共にあるのだが、『ファイブスター物語』はそれよりも長い。もう読者も上の方は還暦に足が届いているのではあるまいか。

『ファイブスター物語』は「結末がどうなるんだ」という点ではある意味安心である。なにしろ、最初から物語世界の年表が提示されているので、これからどうなるかがだいたい提示されている。もっとも、年表は大筋に過ぎず、そこに展開するドラマなんて記されてはいないので、余計に「これからどうなるんだろう」と目が離せないワケだが……。

 そんなに長い間『ファイブスター物語』から目が離せないのは、やっぱり作品力である。突然「星団法が改正されたので、ファティマの服装を変えます」とプラスチックスタイルが登場したし、モーターヘッドも新設定でゴティックメードに切り替えとか、下手したら読者が置いてけぼりになりそうなのに、そうはならない希有な作品といえるだろう。

 果たして、この先の物語がいつまで書き続けられるかはわからない。それでも、目が離せない作品なのは確かだ。なお、『ファイブスター物語』の読者においては推しのファティマが誰かで大体その人の性格がわかるのではないかと思っている。筆者は、一貫してアトロポス推しである。
(文=昼間 たかし)

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