Twitterの休眠アカウント削除、「黒歴史が消えるのは助かる」「故人を偲ぶ事ができなくなるのは悲しい」と議論

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　Twitter社が、長期間ログインしていないアカウントを削除する方針であることが分かり、ネット上で議論を呼んでいる。

　以前より同社は「運営の痕跡がないアカウントに関するポリシー」として、少なくとも6カ月ごとにログインし、ツイートすることを推奨し、「アクティブでない期間が長期にわたると、アカウントが恒久的に削除される場合があります」とアナウンスしていた。

　海外メディアの報道によると、同社は26日から休眠アカウントの所有者に対し「12月11日までにログインしない場合はアカウントを恒久削除する」という旨の警告メールを送っているという。

　その目的として、最新のプライバシーポリシーに同意してもらうことやフォロワー数の信頼性の向上を挙げており、アカウントの削除は一斉に行われるのではなく、数カ月にわたって実施されるそうだ。

　同社にとって、休眠アカウントの大規模な削除は今回が初めて。ユーザーからは、「パスワード忘れて消したくても消せなかったアカウントあるからありがたい」「過去の黒歴史が消えるのは助かる」との声が上がっているが、その一方では、「好きだった作品のアカウントも消えちゃう可能性があるってことだよね？」「故人の方のアカウントも対象っぽいのがとてもつらい」との声も。

　同社は利用者が亡くなっている場合、アカウント削除を希望する際は、権限のある遺産管理人または故人の家族のリクエストと、身分証明書のコピー、故人の死亡証明書のコピーなどの詳細を提供することを条件として挙げている。

　しかし、アカウントを保持するためには、現時点では故人に代わってログインするしか方法はないとみられているため、「どうする事もできない方々がツイートを見て故人を偲ぶ事が出来なくなるのは悲しい」「本人のツイートがなくても他のアカウントからレスが来るなら削除されないようにすればいいのでは？」といった声や、Facebookのように、故人の家族や友人がリクエストを送ることで追悼アカウントへと移行できるシステムの導入を切望する声も少なくない。

　なんらかの対策が急がれる。