中国人も不思議がる。なぜ日本に「中国」と付く地名があるのか?【中国ニュース】

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日本也有个地区叫“中国”,死活不愿意改名」より

「ワタシ中国、広島生まれ」といえば、ゼンジー北京のお約束ギャグ。日本の中に中国がある奇妙さを腾讯新闻掲載の記事が解説しています。

  記事では「中国」とは、中華人民共和国という国名に由来する、現代になって定着した略称であるとします。また、それ以前の中国王朝の名前もよく聞かれるものは略称だったとします。たとえば漢は正式には漢王朝。清は「大清国家」が正式な国名だったそうです。

 その上で記事では「日本にも中国地方がある」として、日本の岡山・広島・山口・鳥取・島根からなる中国地方を紹介していくのです。

 紹介の最初では地域を代表する新聞社や銀行など、中国地方の様々なところで「中国」の名前を冠した企業があることを記し、「ここは、日本の中国文化崇拝によって生まれた二番目の中国なのか」と問いかけています。

 もちろん、記事ではそんな幻想を即座に否定します。そして「中国地方」の地名の由来を語ります。大陸にある中国はセンターの意味での中国ですが、日本のそれは違います。日本の「中国」とは、単純に都からの距離を「遠い」「近い」で見たときに真ん中あたりに位置することから、名付けられたものです……これは、日本人でもあまり知らない知識です。

 そして記事では、1949年に中華人民共和国が成立した時に、当時の中国政府が日本の中国地方の改名を求めたものの「中国は正式な国名ではない」として拒否されたというエピソードを語ります。

 実際に、そんな話があったのかは定かではありません。どちらも「中国」という名前ではありますが、日本のほうはあくまで国の中のひとつの地方の名前であり、頻繁に使うこともないのであまり問題になることもないようです。

 ただ、ひとつだけややこしいのは、双方に「中国銀行」があることです。そのため、北京に本店がある中国銀行(Bank of China)の支店がある都市(東京・大阪など)では、中国地方の中国銀行の略称を「The Chugoku Bank」として「本店 岡山市」と明記することで混乱することを避けています。

 やっぱり中国人にとって日本の中に中国があるのは興味深いのでしょうか? 

(文=中国ニュース取材班)

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