ところざわサクラタウンにできる神社「武蔵野坐令和神社」に興味津々 いったいどんな神様をお祀りするのか?

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ところざわサクラタウン公式サイトより

 いよいよオープンが来年7月17日と告知された、KADOKAWAと公益財団法人角川文化振興財団が埼玉県所沢市で建設中の「ところざわサクラタウン」。「角川武蔵野ミュージアム」を中心としてアニメが鑑賞できるホテルなどを備えた巨大コンテンツ企業の一大拠点である。

 この事業の中で妙な形で注目を集めているのは、施設内に神社が建立されることである。この地をアニメの聖地などとして来場する人たちに向けるとされる神社の名称も「武蔵野坐令和神社」と決まっている。これを巡って、「兄だけでなく弟も神がかりしてしまったのか」などオカルトチックな冷笑をする人が増えているのだ。

 ここで「弟も」といわれているのは、KADOKAWAの会長である角川歴彦氏。その兄といえば角川春樹氏だ。この兄弟の争いの結果、雑誌編集部が分裂し、読者が大混乱に陥ったお家騒動は40歳よりも上のオタクはよく覚えているだろう。

 そんな春樹氏は、若い頃から独自の宗教観による神仏への傾倒が知られていた。1984年には群馬県吾妻郡嬬恋村に宗教法人・明日香宮を創設。ここでは春樹氏自らが月例祭を主宰し、映画の制作時にはスタッフを招いて、撮影の無事終了や映画のヒット祈願の儀式を行っていた。また、持仏堂に秘仏があり、「秘仏は深夜しか拝めない」として午前零時から始まる儀式もあったという。

 1993年に春樹氏がコカインの使用で逮捕された際に、このことは多くのメディアに取り上げられた。今回の所沢での神社建設を冷笑する人々は、これが記憶にあるのだろう。

 ただ、企業において神社を建立することはごく一般的に行われているものだ。たとえば、練馬区にある東映大泉撮影所には東映北野神社という神社があり丁寧に祀られている。大勢の人が参加して事業を行う拠点に神社は、いわばあって当たり前のものだ。

 むしろ気になるのは、この神社の祭神である。いったいどの神様を呼んでくることになるのか。それを期待する人も数なくない。「神がかりか?」などといっているよりも、そっちのほうが楽しい。
(文=昼間 たかし)

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