KADOKAWAが埼玉県所沢市と共に開発を進めている「ところざわサクラタウン」のオープンが一年後に近づいている。今月27・28日の両日、幕張メッセにて開催される「ニコニコ超会議2019」では、このプロジェクトに関する展示も行われる旨がプレスリリースでも触れられている。
この「ところざわサクラタウン」が注目を集めているのは、KADOKAWAが本社機能を移転することを発表しているからだ。このプロジェクトで建設される新たな街は、ミュージアムやホテルと共に書籍製造・物流工場を備えるというもの。ようは、さまざまなイベントの開催拠点と書籍の出版と流通拠点が建設されているわけだ。
これによってKADOKAWA社員の間で懸案になっているのは、いったいどの部門が所沢に移転することになるかということである。いかなる業種であっても、顔を合わせて打ち合わせをすることは欠かせない。現在の本社がある千代田区から所沢市の移転によって打ち合わせも困難になるのではないかと恐れられているのだ。
「会社が不便な場所にあると打ち合わせでも一苦労ですよ。以前、学研が大田区上池台にあったころなんて打ち合わせで半日が潰れてましたからね……」(ライター)
現状の予測では、所沢に移転するのは管理部門が中心になり編集業務は現在地に留まることになるともされている。
「今じゃ、どこの業種でもチャットワークやSlackを使って打ち合わせをすることも減っているじゃないですか。KADOKAWAも管理部門を切り離してもグループウェアでなんとかなると思っているんじゃないですか?」(編集者)
果たして、この大がかりな引っ越しはどんな結果を招くのか。
(文=是枝 了以)
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