尾崎由香『ダウンタウンDX』で爪痕残せず…… 声優がバラエティで活躍するには金田朋子級のキャラ性が必要なのか？

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『けものフレンズ』のサーバル役で知られる声優の尾崎由香が、8月15日放送バラエティ番組『ダウンタウンDX』（日本テレビ系）に出演した。

　尾崎とバラエティ番組といえば、今年2月に出演した『有田哲平の夢なら醒めないで』（TBS系）を思い出す人が多いだろう。この番組で尾崎は「アニメはまったく見ない」といった自由発言を連発。さらに、先輩声優・池澤春菜が「実力があっても年齢でオーディションに落ちる」と嘆くと、「若い人のほうが演じやすいのがあるから」と煽り、「嫌いになったわ」「声優を舐めすぎ」などと、声優ファンの怒りを買ってしまった。

　放送後、池澤が「多少扇情的な要素はあったかと思います」とツイートしていたように、番組側が「若手VSベテラン」といった対立構造を作り出そうとしていた雰囲気はあったものの、結果的に尾崎に批判が集まってしまった。

　バラエティ番組をキッカケに炎上してしまったが、同番組ではバラエティ番組に進出したいと語っていた尾崎。現に、尾崎は『有田哲平の～』出演以降、『くりぃむクイズ ミラクル9』（テレビ朝日系）にも出演。5月に響から研音に移籍してからも、『♯ミレニアガール』（フジテレビ系）や『本当にあった!スルーできない既読バナシ』（テレビ東京系）といった深夜枠の番組に出演している。同世代の声優と比べると、テレビ出演が多い声優と言えよう。

　その中で今回の『ダウンタウンDX』だ。番組のテーマは「アーティスト大集合SP」で、尾崎のほかに森昌子、氣志團の綾小路翔、清春、レミオロメン・藤巻亮太、A.B.C-Z・河合郁人といったアーティストが出演。

　尾崎の出演が発表されてから、「おざぴゅあ出るなら見なきゃ！」と声優ファンの注目を集めていたが、放送は「歌詞は基本的に覚えない」と衝撃暴露をしていた清春や、木村拓哉や松本潤といった先輩ジャニタレのモノマネを披露した河合といった面々が話題をかっさらっていた印象。よく喋っていた河合と綾小路に挟まれていたため、画面には頻繁に映っていたが、尾崎のトークが展開されたのはたった1回だったため、「出番少なかった」「爪痕残せてないな」という声もある。

　声優がバラエティで大活躍するには、金田朋子級の強烈キャラでないと難しいのだろうか……。実際、金田はその破天荒すぎるキャラで、多くのバラエティ番組に出演していたほか、『ダウンタウンDX』については複数回ゲスト出演している。

　尾崎は声優活動のほかにグラビア活動もしており、最近にはソロアーティストとしても動き始めた。今もバラエティに進出する意欲があるのかは不明だが、その意思があるとしたら、今後何を“武器”にバラエティに進出していくのか、見ものだ。