これは後々説明するが、簡単にいうと、「本●したいけど、デリヘルに行く」ことが間違いの元なのだ。「あの店もいいけど、この子もいい」など、はじめてのフーゾク選びでラビリンスに迷い込んだと感じたら、思い出していただきたいことがある。それは、
「好みの女のコを選ぶ」
ということだ。
男でも女でも、出会った相手に好意を持つ部分、多くの場合それは〝見た目〟である。内に秘めた性格や個性がわからない場合の判断基準は、外見しかないからだ。「一期一会」と言われる風俗であれば尚更、それと同じなのだ。
好みのタイプは千差万別だが、たとえそれが〝熟女〟や〝おデブ〟であっても、好きな熟女、好きなデブを選ぶのは同じ。最初の経験が記憶に残り、その後の行動にもその時の思い出や経験が深く作用する。
初めての風俗の相手が、めっちゃ好みの女のコであれば、その後の風俗遊びにも楽しい記憶がついてまわり、必然的に気持ち良さも、リフレッシュの感覚も増すことになる。せっかく安くないお金を払っているのだから、気持ちよくなったもん勝ちだ。
ただし、そこには大きな落とし穴があることも忘れてはいけない。それは、〝修正写真〟という、フーゾク客にとっては避けて通れないイミグレーションである。最近は、全く別人に振り替えるような悪質店は減ってはいるが、写真の修正はどの店でも、多かれ少なかれしていると言って過言ではない。
HPに載っている写真を見て、「めっちゃ好み!」と思って予約しても、実際に目の前に現れるのは、目は小さくて顔は大きく、胸の谷間もウエストのくびれもない、理想X65点の女子だろう。
どの店も、女のコを少しでもカワイく見せよう、指名をとってあげようと思うがゆえの所業で、それは修行と心得、悟るしか道はない……。「口コミ」という、先人たちの天の声もあるが、全てに当てはまるわけではない。それが、風俗なのだ。
しかし、その虚無と思える夢幻の夜空の中にも、きらめく星は隠れている。時に、予想しなかった美女に出会えたり、店のジャンルを超えたサービスをしてもらったり、そんな星さえ探し出せば、快楽の道は自ずと開かれるだろう。
「そんなことなら、顔よりもテクニック上手な女のコに入る方がいい!」
そう思う男性もいるだろう。だが、最初からフーゾク・マスターのテクニックやサービスを求めてしまうと、〝至上の快感〟を期待しすぎてハードルが上がってしまい、理想X65点の女のコより大きな落胆を感じてしまうことになる。
フーゾクのサービスは、工業製品のように画一的でなく、たとえ同じサービスであっても、個人によってその受け取り方は様々。でなくとも、はじめてのフーゾクでフーゾク・マスターのテクを評価するのは、あまりに経験不足と思わないか?
経験値がゼロであるのに、高テクニック、高サービスを受けたとしても、判断基準がそもそもないので、全てが気持ち良く感じられたり、逆に全てに違和感を感じてしまうことになるかもしれないからだ。
また、店優先で選ぶのも、もう少し後がいいだろう。
なぜなら、ニッポンには多種多様なフーゾク店があり、どの店がどんなサービスをどこまでしてくれるかというのは、経験を積まないとわからないからだ。
「なるほど、好みの女の子を見つければいいのか! じゃ、そのあとは?」
素直にそう思っていただけたなら光栄である。もちろん、次は予約の電話なのだが、はやる心をここで一息。予約する前に、自分の気持ちと体を再確認してみよう。大切なのは、相手の女の子をいたわる気持ちだ。
不潔な部分はないか、爪は切ってあるか、歯は磨いたか、そしてAVみたいにオマ●コを指でガシガシしたいと思っていないか……。次回は基本的心がまえを含め、風俗店の種類の解説に入っていく。フーゾク・ラブ……。
《文/松本雷太 記者歴21年目の風俗ライター。47都道府県すべての風俗街を巡り、表風俗から裏風俗までを取材した。著書に、「日本全国フーゾクの旅」「やってみたらこうだった激安風俗編」(宝島社)「死ぬまでに行きたい!首都圏裏フーゾク編」(オークス)など多数 「ニッポンの裏風俗」をメンズサイゾーにて連載中》
はじめてのフーゾク遊びガイド フーゾク初心者に教えたい。女のコ選びに困ったら……のページです。おたぽるは、その他、ホビー、風俗、フーゾク、松本雷太、はじめてのフーゾクの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
人気記事ランキング
人気連載