ちばあきお『キャプテン』の続編が連載決定 だったらこれも復活して欲しい『ふしぎトーボくん』

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「グランドジャンプ」公式サイトより

 まだだ、ちばあきおの作品で読みたいのはこれだけじゃない。ちばあきおの『キャプテン』の続編にあたる『キャプテン2』が、4月24日発売の「グランドジャンプむちゃ」5月号(集英社)より連載されることが明らかとなった。

 21世紀になり甦った、ちばあきおの傑作『プレイボール』。遺作となった『チャンプ』連載中に首つり自殺したのは1984年のこと。だが、虎は死しても皮残す。人は死しても名を遺すもの。

 ちばあきおの作品は21世紀になった今でも読み継がれている。とりわけ墨谷二中の面々のひたむきな努力を描く野球マンガ『キャプテン』と、そのスピンオフ(という言葉も連載当時はなかったが)にあたる『プレイボール』は、世代を超えて読み継がれた名作だ。

 そんな作品をもっと読みたいという人々の希望が実を結んだのか、2017年からコージィ城倉の手によって復活した続編『プレイボール2』は着実に評価を上げている。問題は掲載誌が「グランドジャンプ」なので、極めて進行が遅いことくらい。いや、読み応えがあるからこれくらいのスピードのほうがいいのか?

 その人気を受けて、今度はついに『キャプテン2』もコージィ城倉によって描かれることが決まった。

 だが、まだそれだけでは、満足出来ない。ここでさらに復活して欲しい作品がもうひとつ。絶筆となった『チャンプ』の前に「月刊少年ジャンプ」に連載されていた、原作・七三太朗による『ふしぎトーボくん』である。

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ちばあきお名作集 ふしぎトーボくん 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

『ふしぎトーボくん』は、かなりハードな作品だった。主人公のトーボくんは、動物や植物、果ては宇宙人とも会話できる少年。しかし、人間とはコミュニケーションをうまくとることができず、いじめられ施設に預けられていた。そんなトーボくんが家に帰ってくるところから物語は始まるのだが、今読み返すと舞台設定も強烈である。

 トーボくんの家があるのは足立区の千住あたり。母親はおらず靴屋を営む父とふたり暮らし。そんな下町を舞台に、動物や宇宙人。果ては、戦死した息子の姿が見えるという老人などとの交流を経て、トーボくんは学校でのコミュニケーションに馴染んでいく。

 だが、そんな物語は最終回でひっくり返される。相手のウソも見抜けるようになったト
ーボくんはクラスメイトたちに警戒されるようになってしまう。それも、クラスメイトたちはトーボくんの姿を見るとサングラスをするというもの。こうして、再びトーボくんは父親と施設へ向かう電車に乗り、ただ飼い犬のクロだけが線路を追いかけていく……。

 そんなハードな話だけれども、単行本には今後の再開についても触れられている。だが、
それは叶うことはなかった。だが、その機会はいよいよ訪れているのではなかろうか。あの、どこか不思議な作品の続きをまた読みたい。

(文=昼間 たかし)

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