イチローも好きな名作『キャプテン』復活にファンの反応は? ネット上の声と、実は描かれていた“その後の『キャプテン』”!

イチローも好きな名作『キャプテン』復活にファンの反応は? ネット上の声と、実は描かれていたその後の『キャプテン』!の画像1「グランドジャンプ」公式サイトより

 16日に発売された「グランドジャンプ」が、故・ちばあきおさんの名作野球マンガ『キャプテン』が復活することを発表! 作画・ストーリーをコージィ城倉が担当し、「グランドジャンプ」4月5日発売号から、約38年ぶりに連載が再開されることとなった。

『キャプテン』は1972年に「別冊少年ジャンプ」にて連載開始、その後「月刊少年ジャンプ」に連載を移動しつつ、1979年まで連載された野球マンガ。弱小野球部・墨谷二中のキャプテンに任命された、転校生の谷口タカオの奮闘を描いた野球マンガの傑作だ。

 ずば抜けたスターがいるわけでもなければ、昭和40年代では主流だった非現実的な魔球や秘打が登場するわけでもない。普通の中学生がひたむきに努力を重ねる泥臭さと、 “キャプテン”=主人公が代替わりしていくという構成上の妙、そして野球の面白さもきちんと描かれ、野球経験者や野球ファンにもファンが多いのが『キャプテン』の特徴。

 あのイチロー(マイアミ・マーリンズ)がオリックス・ブルーウェーブ入団時、『キャプテン』全巻を持って寮に入ったことが語られたり、TVアニメ版『キャプテン』の再放送された際には田中将大(ニューヨーク・ヤンキース)がインタビューに応じてその魅力を語ったりと、『キャプテン』ファン・エピソードの枚挙には暇がないほどだ。

 その『キャプテン』が38年もの年月を経てから他人の手によって復活するとあって、ネット上はマンガ、野球好きのおっさん(と思われる)からのさまざまな声、賛否両論が渦巻いているので、それぞれの声をまとめてみる。

・反対の声
 目立つのはやはり反対の声で、特に「ちばあきおの作品を汚すのは、マジでやめろ」「亡くなった人の作品の続編を描くのはどうなんだろ」といった、“かつての名作のフンドシで勝負するのは良くない”という声は多い。

 加えて「城倉だとどうかな……」「ちばあきおのシンプルだけど、柔らかい絵を再現できるかな」「仕事しすぎだろ」「コージィ好きだけど、キャプテンにはどうかな」などと、作風や作画も含めたいろいろな意味で、コージィ城倉を心配する声も劣らず多かった。 

 コージィ城倉はマンガ家として『砂漠の野球部』(小学館)、『チェイサー』(小学館)といった作品を手掛けつつ、マンガ原作者(原作時は「森高夕次」名義)としても『ショー☆バン』(秋田書店)、そして『グラゼニ』(講談社)といったヒット作を持っている。

 ここ数年はマンガ家・マンガ原作者として複数の連載を抱えている状態が続いており、多忙であろうとことは想像に難くない。過去の名作『キャプテン』第2期という、消費カロリーが高そうな連載を、高クオリティを保ちながらどこまで連載できるのか? 心配する現在連載中の『グラゼニ』や『チェイサー』のファンもいるようだ。

・賛成の声
 反対意見よりもやや少ないかな、というのがパッと見での印象だが、それなりに賛成意見も多い。ざっと拾ってみると「これは朗報!」「偉大な作品にトライしようとする姿勢は偉い」という純粋な賛成の声もあるにはあるが、「とても楽しみだけど、時代背景が心配。昭和のままがいい」「スマホをいじっている谷口は見たくないなぁ」「本当に何も足さないのなら期待」といった具合で、賛成だけど条件つきという声も目立った。

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