東京で生きるか田舎で暮らすか、それが問題だ──ドラマ『東京タラレバ娘 』第7話レビュー

 今回の二つのエピソードの根本はつながっているように思う。

 親とか、田舎とか、若い頃は時にそれらを軽んじ、ダサいと馬鹿にしがちだけれど、そこから受け取るメッセージは、暖かくも真実であることが多いのである。

 今回、倫子が北伊豆から感じたメッセージ、それは、「自分らしさが見つかる町」。

 もちろん、これは都会との対比で生まれてきた言葉だろう。脚本を書き直していた時、倫子は東京でも暮らしを思う。

「東京は新しいものであふれている。でも、自分はだんだん新しくなくなっていく」

 もちろん、どちらの暮らしが良いというものでもない。田舎にお嫁に来たいと言った香だって、東京に戻れば都会の生活が待っているし、リョウ(平岡祐太)の二番目のオンナとして楽しく暮らすのだろう。

 都会には都会の幸せがあって、田舎には田舎の安らぎがある。要は、自分がよりどちらを求めているかを見極めて、選択する自由があるということが大切なのだ。

 仕事でも、恋愛でも、結婚でも、選択する自由は常に自分の側にある。そして、その自由には責任も伴う。他人に対してだけではない、将来の自分に対しての責任もだ。

 このドラマはそんなことを教えてくれている。自由な選択と責任の前に立つ女性3人は、これからどのような決断を下していくのだろうか。

 ラストに向かい、物語は動いていく。
(文=プレヤード)

東京で生きるか田舎で暮らすか、それが問題だ──ドラマ『東京タラレバ娘 』第7話レビューのページです。おたぽるは、芸能アイドル&声優の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!