今回の二つのエピソードの根本はつながっているように思う。
親とか、田舎とか、若い頃は時にそれらを軽んじ、ダサいと馬鹿にしがちだけれど、そこから受け取るメッセージは、暖かくも真実であることが多いのである。
今回、倫子が北伊豆から感じたメッセージ、それは、「自分らしさが見つかる町」。
もちろん、これは都会との対比で生まれてきた言葉だろう。脚本を書き直していた時、倫子は東京でも暮らしを思う。
「東京は新しいものであふれている。でも、自分はだんだん新しくなくなっていく」
もちろん、どちらの暮らしが良いというものでもない。田舎にお嫁に来たいと言った香だって、東京に戻れば都会の生活が待っているし、リョウ(平岡祐太)の二番目のオンナとして楽しく暮らすのだろう。
都会には都会の幸せがあって、田舎には田舎の安らぎがある。要は、自分がよりどちらを求めているかを見極めて、選択する自由があるということが大切なのだ。
仕事でも、恋愛でも、結婚でも、選択する自由は常に自分の側にある。そして、その自由には責任も伴う。他人に対してだけではない、将来の自分に対しての責任もだ。
このドラマはそんなことを教えてくれている。自由な選択と責任の前に立つ女性3人は、これからどのような決断を下していくのだろうか。
ラストに向かい、物語は動いていく。
(文=プレヤード)
東京で生きるか田舎で暮らすか、それが問題だ──ドラマ『東京タラレバ娘 』第7話レビューのページです。おたぽるは、芸能、アイドル&声優、大島優子、講談社、日本テレビ、東村アキコ、鈴木亮平、吉高由里子、榮倉奈々、坂口健太郎、東京タラレバ娘、プレヤード、田中圭の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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