女たちは、なぜあんなにも結婚にこだわるのか──ドラマ『東京タラレバ娘』第6話レビュー

女たちは、なぜあんなにも結婚にこだわるのか──ドラマ『東京タラレバ娘』第6話レビューの画像1ドラマ『東京タラレバ娘』公式サイトより。

 昔、婚活をしたことがある。

 結婚相談所に足を運び、お見合いパーティにも参加した。あの時は、とにかく結婚したかった。結婚すればなんとかなると思っていた。

『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)第6話で描かれていた、結婚への憧れ。それは男性である私にもわからないではない。

 バーテンダーの奥田(速水もこみち)と付き合い始め、幸せを噛みしめる倫子(吉高由里子)。小雪(大島優子)、香(榮倉奈々)はもちろん、KEY(坂口健太郎)にも祝福される。

 しかし、奥田との時間を多く過ごすようになると、倫子は少しずつ違和感を覚えるようになる。

「好みが合わない」「笑いのツボが合わない」。

「やっぱり一人のほうが楽」という倫子を、小雪と香は「贅沢」「ずうずうしい」とたしなめる。

 一方、香は元カレのリョウ(平岡祐太)との関係を断ち切り、結婚相談所に入会して婚活を始めることにする。しかし、希望していた通りの相手との面談を前にリョウから電話が入り、迷った末にリョウの元に走る。

 倫子に結婚のことを尋ねられたKEYは、病気で余命宣告された高校の時の先生と結婚していたことを告白する。

「傍から見たら、ままごとみたいな結婚だったかもしれない」

 そう話すKEYに、倫子は掛ける言葉を失う。

 倫子とKEYの2人の会話が面白くなってきている。最初の頃は、KEYのイケメンぶりと冷たい態度に納得できないことが多かったが、倫子に心を許し、本音を話すようになってきているのがいい。

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