井上喜久子「プリキュア? 何それ?」にゾクリ! 声優業界2人目の“はやみん”登場【まほプリ(ほぼ)全話レビュー】

1608_mp30.jpg朝日放送『魔法つかいプリキュア!』公式サイトより。

魔法つかいプリキュア!』(以下『まほプリ』/テレビ朝日系)をオタク目線で毎週追っかけてお伝えする、【まほプリ(ほぼ)全話レビュー】。8月28日放送の第30話「魔法の自由研究! が、終わらな~い!!」は補習仲間の3人娘のジュン、ケイ、エミリーの夏休みの自由研究をみらいたちが手伝うことで、将来の夢についてリコが思い悩んだり、新敵キャラが登場するなど、今後につながるであろう要素がいろいろ提示された。

 前話で夢から持ち帰った冷凍みかんを魔法で変化させたミニ馬車の説明から入ったアバンタイトル。魔法学校の校長によって、レインボーキャリッジと呼ぶことになったその魔法馬車は、いきなり空中に魔法陣を出現させてみたりと、どこかキーアイテムっぽい感じ。

 そして、補習仲間3人娘が夏休みの“ホームワークが終わらない”と、みらい達に協力してほしいと泣きついてくる。芸術家肌のジュンは、みらいとリコにアーティスティックなポーズをガンガン要求したり、エミリーはことは(声・早見沙織)の髪型を魔法で変え、25話で披露していたツインテールにしてみたり、ケイはモフルンの図鑑を作ったり……。

 それぞれの行動には実はちゃんと意味があって、3人は将来の夢につながっているとのこと。これを聞いたリコは、自分がすごい魔法つかいになるというぐらいしか、漠然としか未来を考えていなかった自分に気づき思い悩む。ことはも、練習もせずに自由にすごい魔法が使えてしまう自分の存在というものを見つめ直すことになり、表情がどんよりしていく。

 一方その頃、デウスマストの幹部に動きがあり、ラブーの同僚っぽい2人が目覚める。1人目は、石像からシャーキンスという怪物が。こちらの声優は、早見さんじゃない方の“はやみん”ことベテラン速水奨さん。このWはやみんの組み合わせって『ご注文はうさぎですか?』の青山ブルーマウンテンとチノの父・香風タカヒロの組み合わせ以来じゃねと、思わず心ぴょんぴょんしてしまう。

 さらにもう1人、土偶から目覚めたのがベニーギョで、こちらは“きっこおねえちゃん”こと井上喜久子さん。ちょっと怖い声で「プリキュア? 何それ?」というセリフに背筋がゾクリとしつつ、かつて喜久子さんがプリキュアシリーズに出たことがあった気がするだけに、ここは“おいおい”とツッコまざるを得ないだろう。

 ラブーは同僚2人にいいところを見せようとしているのか「きょうの俺はちょいとだけマジなんだぜ!」と、プリキュアとの本格的対決を決意。プリキュアはルビー変身して迎え撃つことになり、ドンヨクバールがジュンの使っていた筆を取り込んだことからキュアミラクルが、人の夢を邪魔しているとキレ気味。逆に、それを聞いてキュアマジカルは、チクリと心に痛みを感じている表情を見せたり、キュアフェリーチェは「お前の力、何か違うものを感じるな」とラブーに言われて、攻撃をやめてしまう姿も。

 精神攻撃は基本とばかり、ラブーはムホーと呼ばれる力は魔法よりすごいものと、魔法を散々にディスり、ミラクルの怒りが頂点に。「魔法の勉強は大変だけど素敵なことがたくさんあった! 私は、そんな魔法が大好きなの!」という思いに、レインボーキャリッジとミラクルのルビーが反応して謎の力を発揮。ラブーたちをしりぞける結果となった。

 今回は青山充氏の作画監督回で、リコとことはの暗い表情もグッと来る仕上がり。次回予告は早くもラブーに退場フラグが立ったような感じだが、番組ラストの提供で「次回、大ピンチのプリキュアたちに新しい力が!?」とテロップが入り、伝説の次号予告「城之内 死す」を彷彿させるものとなっていた。
 (文/ティエリア88)

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