またもや『HUNTER×HUNTER』長期休載! 冨樫義博の“闘病記”も休載となった「ジャンプ」

――発行部数約230万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー!

160704_jump.jpg「週刊少年ジャンプ」公式サイトより。

「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2016年31号の表紙は、小栗旬主演で2017年に実写映画化が決まった『銀魂』。表紙とセンターカラーで大々的に発表されているが、同作の実写化はすでに話題となってしまっており、これに銀さんも誌上で「ネットやニュースで知っている人もちゃんともっかい驚いて!!」と叫んでいる。

 そして、巻頭カラーはいよいよTVアニメの放送がスタートする『斉木楠雄のΨ難』。今号ではアニメ開始記念特別企画として、突如、応募総数46票の“作者の知り合いや身内に聞いた”キャラクター人気投票の結果を発表。これに作者・麻生周一は目次コメントで「自分の漫画で好きなキャラを聞くのは中々恥ずかしかった…」と振り返っている。なお、1位は12票を集めた斉木楠雄。主人公の面目を保った。

 そんな今週の掲載順位は、『斉木楠雄のΨ難』以下、『僕のヒーローアカデミア』『ONE PIECE』『ブラッククローバー』『HUNTER×HUNTER』『銀魂』(センターカラー)、『ハイキュー!!』……と続く。今号では、なんと『BLEACH』が近々完結を迎えることが明らかに。センターカラーを飾った今号では、「刻迫る――すべての物語、終焉まで●回!!」とあり、残り話数は記されてないものの、完結はどうやら近いことをうかがわせている。

 今号の「ジャンプ」は、『銀魂』実写化発表、『BLEACH』完結発表とかなり話題性に富んでいるが、その中で最も注目したいのが、ついに来てしまった『HUNTER×HUNTER』長期休載のお知らせ。

 今回は11話分連載。2014年時の連載再開分9話と合わせると、コミックス2冊分(33巻は先月発売)はなんとか描き上げたというところか。今回は「ヒソカVSクロロ」という夢の対決が描かれるなど、アツい局面が多かった同作だが、作者・冨樫義博が異様な情熱(!?)をかけていたのが、目次コメント。以前から腰痛持ちと知られる冨樫だが、今回、『HUNTER×HUNTER』の“は”の字も出さず、“闘病記”とも取れるコメントを綴り続けた。

20号「便座や椅子に座れる幸せ。体も偉いもんで寝たきりの時はウ○コも出ない。」
21・22合併号「寝たきり→第3匍匐→ハイハイ→つかまり立ちを経て病院へ」
23号「腰痛の辛いのは病院に行けるのがある程度回復した後な事。」
24号「10段階で10の痛みの時は一晩中1cmたりとも体を動かせない」
25号「診察の結果、手術は回避。重症の人の辛さを察して余りある。」
26号「医者の進めで減量開始。発症しなかった30代65kgを目指す。」
27号「14年夏時点で84kg。炭水化物を制限して2か月で6kg落ちる」
28号「食事制限を緩め運動を加える。早歩き50mも保たずショック。」
29号「20代では出来たうつ伏せでの執筆が体が硬くなって出来ない。」
30号「ストレッチ。トレーナーの手本を見て自身の異常さを再確認。」
31号「1km10分ペース体重73kgの頃、長時間の座り作業が可能に。」

 序盤のコメントを見る限り、冨樫の腰痛はかなり深刻だった模様。しかし、減量の結果、長時間の座り作業ができるようになったようだ。目次コメントは時期が明確に記されておらず、現在の冨樫の病状は不明。これまでの“前科”もあるだけに、「また休載かよ」「もったほうだけど」と叫びたくなる気持ちもわかるが、とりあえずは冨樫の腰痛が少しでも改善され、また復帰してくれることを祈りたい。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社)

HUNTER×HUNTER 33 (ジャンプコミックス)

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けどせめてキリがいいところで終わらせて

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