冨樫義博に続き許斐剛も腰痛に…… 尾田栄一郎も「足こねた」!? なぜか作家陣の体調不良が目立つ「ジャンプ」

――発行部数約230万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー!

1605jump23.jpg週刊少年ジャンプ公式サイトより。

 5月23日発売の「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2016年25号。表紙と巻頭カラーを飾るのは、現在TVアニメが放送中の『僕のヒーローアカデミア』。アニメはMBS・TBS系で日曜夕方5時からと通称“日5”枠で放送されているのだが、現在ネットでは「視聴率の低さ」が指摘されてしまっている模様。アニメ視聴者からの評判は悪くないだけに、ここからの伸びを期待したいところ。

 今週の掲載順位は『僕のヒーローアカデミア』『ONE PIECE』『食戟のソーマ』『ブラッククローバー』『鬼滅の刀』……と続く。連載開始直後はイマイチな順位にとどまっていた『鬼滅の刀』が第14話目にして上がってきた印象。その一方で巻末掲載の『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』を除いた最後尾は『ニセコイ』。その上が先週センターカラーの『ものの歩』となった。

 今号注目したいのは、『HUNTER×HUNTER』連載再開時から続く冨樫義博の“腰痛コメント”がおなじみとなった目次の作者コメント。5週目に突入した今号は、「診察の結果、手術は回避。重症の人の辛さを察してあり余る。」と、ちょっと安心できる内容。マンガ家の腰痛といえば、『ハイスクール!奇面組』の新沢基栄も長年腰痛に悩まされ、結果「ジャンプ」での『奇面組』は腰痛が原因で終了となった。新沢も何度か腰痛をぶり返しているだけに、冨樫樫も腰に気をつけながら連載を続けてほしいものだ。

 だが、今号の作者コメントは富樫だけでなく、『たくあんとバツの日常閻魔帳』井谷賢太郎の「この話を描いてる一週間ずっと腹壊してました。こんな話描いた呪いかな」というコメントをはじめ、「足こねた。足こねたので腫れた。腫れるので足上げて原稿」(尾田栄一郎)、「世間がGWではしゃいでる時に風邪に苦しみながら描きました」(沼駿)、「舌の先端に口内炎が出来て痛いし、滑舌が悪くなって困る!」(麻生周一)と、なぜか体調不良に関するコメントが目立つ事態に。

 さらには、『テニスの王子様』で知られ、現在「ジャンプSQ.」で続編の『新テニスの王子様』を連載中の許斐剛も自身のTwitterで腰痛が再発したとのツイート。「立てない、座れない(>_<*)」状態で、「根性で原稿3枚だけ進められました」というが、許斐はマンガ執筆だけでなく歌手活動もしている身だけに心配だ。

 ちなみに、風邪に苦しみながら描いたという沼駿の『左門くんはサモナー』では、“ゲロキャラ”で実はテニス部のエースだという下呂くんと、純粋でなんでも吸収してしまう加護ちゃんが『テニスの王子様』パロディを展開。「ゲロ式ドロップ」や「お前は算文の柱になれ」と『テニプリ』で聞いたような言葉が続くので必見だ。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社)

冨樫義博に続き許斐剛も腰痛に…… 尾田栄一郎も「足こねた」!? なぜか作家陣の体調不良が目立つ「ジャンプ」のページです。おたぽるは、漫画マンガ&ラノベの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!