VRがゲームセンターを復活させる!? “VRサバゲー”が実現する!? 早くも登場した“ワイヤレスVRゲーム”

「VRstudios」”紹介動画 「Warehouse of Games Limited」より

「現状ではVRゲームを遊べる空間はまだ小部屋という感じですが、将来的には倉庫くらいのスケールでプレイできるVRゲームにしたいですね」と、VRcadeの商品統合ディレクターのイワン・ブラウステイン氏は語る。小規模とはいえ、多人数VRゲーム施設が実際に稼動をはじめたのは画期的なことだろう。

 また前回、おたぽるで紹介したが、E3の前に米カリフォルニアのWorldViz社が、体育館や倉庫など広い屋内施設で使うことを前提とした多人数同時プレイが可能なVR技術「Precision Position Tracking (PPT)」 システムを発表している。これはサバイバルゲームファンにとっては待望の“VRサバゲー”を実現する技術だ。

■HTC ViveでもVRアーケードゲームを準備!?

 Oculus Riftと同時期に次世代型「HTC Vive」をリリースして好調のHTCもまたVRのアーケードゲームには積極的だ。「個人的にはアーケードを愛している。ゲームセンターで育ったようなものだからね」と語るのは、HTCグローバル部門のジョエル・ブラーテン氏だ。詳細はまだわかっていないが、E3で同社はHTC Viveを活用したVRアーケードゲームを準備しているそぶりをうかがわせていたようである。

 そしてもうひとつの方向は、以前おたぽるで紹介したクレーン&外骨格型のVRスーツシステムだろう。圧力や温度、手触りを再現する“VRスーツ”に身を包んだ上で、モーションシミュレータのアームに取り付けられた外骨格部分にプレイヤー自身のボデイをセットし、見た目のうえではまさに“宙に浮いた状態”でバーチャル空間での運動をリアルに“体感”するシムテムが目下、AxonVR社によって開発されている。これも比較的大がかりなガジェットになるため、まずは各種のアミューズメント施設やゲームセンターへの導入が想定されているのだ。

 この春から期間限定でお台場のダイバーシティ東京プラザでオープンしているバンダイナムコエンターテインメントのVR体験施設「VR ZONE Project i Can」もかなり好評を博しており、また10月13日に発売予定の待望のソニー製HMDの「PlayStation VR」は、予約開始がはじまったとたんに初回生産分が売り切れてしまったほどと、なにかとVRゲーミングが世の注目を集めているのはご存知の通りだ。とすれば、自分で機器を用意しなくても手軽にVRゲームが楽しめるVR体験施設やVRアーケードゲームは確かに相応の需要があるのかもしれない。夢の“VRサバゲー”が実現する日がますます近づいているようだ。
(文/仲田しんじ)

【参考】
・BBC
http://www.bbc.com/news/technology-36558593

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