ここが表現規制問題の天王山か? 山田太郎氏、改めて参院選への支持を呼びかけ

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 果たして「表現の自由を守ろう」の声は、どれだけ政治に影響力を持つのか。22日、第23回参議院通常選挙が告示され、選挙戦がスタートした。

 今回、いわゆる「表現規制反対派」から、とりわけ熱い視線を送られているのが、全国比例に出馬した山田太郎氏である。これまで、児童ポルノ法改定をめぐる問題などに「表現規制反対」の立場から熱心に取り組んできた山田氏。マンガ・アニメファンからの熱い視線が送られる一方で、出馬表明が困難を極めたのは、これまで報じてきた通りである。

 紆余曲折を経て、無所属・新党改革推薦での出馬を決めた山田氏は19日、支援者らを集めて事務所開きを開催。直後の街宣も含めて主催者発表で100人あまりが詰めかけた。

 今回、オタクの味方としてのこだわりから、山田氏は秋葉原(正確には末広町)に事務所を開設。告示前から連日、秋葉原や池袋などを中心として演説を行っている。

 全国比例での出馬というのは、通常との選挙とは趣きが異なる。というのも、選挙区は全国であり、とても選挙期間中に回りきれるものではない。加えて、全国比例で出馬した候補には選挙用掲示板の枠がない。すなわち、認知してもらうには、相当の困難が加わるのだ。

 そのため、山田氏の陣営では場所を絞って街宣を実施。加えて、これまで週1回行っていたニコニコ生放送の「みんなのさんちゃんねる」を毎日放送し、全国に向けてアピールをしている。

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 19日の事務所開きで挨拶に立った山田氏は、自身の議員としての取り組みとして「表現規制反対」と共に、製造業の振興、障害者問題に取り組んできたこともアピール。まだ多くの課題が道半ばである以上、ここで議員生活を終わるわけにはいかない心情を訴えた。

 ここで述べたテーマ以外にも花粉症対策に取り組んだり、存外に多くの政治課題に挑戦してきた山田氏。だが、その中でも「表現規制反対」の比重は特に高い。支援者への挨拶の中で、山田氏は次のように語った。

「表現規制系は負けるわけにはいかない。2月に立ち上げた“表現の自由を守る党”のサポーター登録数は2万2,000人を超え、民進党や社民党よりも多くなっている。Twitterの呟きやニコ生では数を稼いでいるが、これが投票に結びつくか注目を集めている。今後、国会では青少年県税育成基本法なども控えており、私が何票取れるかで、今後表現規制の問題に大きく影響してくると考えています」

 この挨拶を受けて選対からは、支援者に向けて、自分が投票するだけではなく家族や友人にも投票を呼びかけなくては集票の効果が出ないことが改めて説明された。

 オタクの支持を集めている山田氏だが、圧倒的に不足しているのは人材だ。とりわけ、不足しているのは告示以降にならないとできない、ビラの証紙貼りとポスターの掲示(注:選挙掲示板がないため、民家などで掲示させてくれるところを見つけなくてはならない)。そのため、告示日以降、少しの時間でも手伝えるボランティアを募集している状況だ。

 Twitterでツイートしている時間があるならば、事務所を訪れてみるのもよいかも。 なお、事務所ではWi-Fiも使えるので、安心を。
(文=ルポライター/昼間たかし http://t-hiruma.jp/

■山田太郎公式サイト
https://taroyamada.jp/

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