『ドラゴンボール超』『ワンピース』とトリオを結成し『プリキュア！』に立ち向かう!!『モンハン』アニメ開始でフジテレビがアニメ90分連続放送!!

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TVアニメ『モンスターハンターストーリーズ』公式サイトより。

　大人気ゲーム『モンスターハンター』（カプコン）のTVアニメ化にともない、フジテレビが10年ぶりにアニメ新枠を設けることが昨年の9月に発表されていたが、その詳細が5月26日に発表された。10月より、毎週日曜朝8時30分～9時に放送するという。この“放送時間帯”発表はアニオタ界隈になかなかの衝撃をもたらしたようで「全面戦争の始まりじゃああ！」「これは興味深い試み」「大爆死か、大勝利か……」とさまざまな反響が起こっている。

『モンスターハンター』史上初のアニメ化作品『モンスターハンター ストーリーズ RIDE ON』は、人とモンスターが共存する世界で、モンスターの秘められた力を目覚めさせることができる「ライダー」の少年リュートが主人公。世界一のライダーになるべく、相棒でお調子者のナビルーとともに大冒険を始める。

　キャストにはリュート役に2007年声優デビューの28歳・田村睦心（『バトルスピリッツ ダブルドライブ』（テレビ東京系）のヨク・アルバトロサ役、『デジモンアドベンチャー tri.』の泉光子郎役など）、ナビルー役に女優としても活躍中の24歳のM・A・Oこと市道真央（『まじっく快斗1412』（日本テレビ系）の中森青子役、『デジモンアドベンチャー tri.』の八神ヒカリ役など）が発表されている。スタッフは監督に本郷みつる、シリーズ構成・脚本に高橋ナツコ、キャラクターデザインに齋藤卓也、アニメーション制作にデイヴィッドプロダクションといった布陣だ。

　しかし、何といってもアニオタが目をつけたのは毎週日曜あさ8時30分～9時という時間帯。この時間帯は裏で大人気アニメ『魔法つかいプリキュア！』（テレビ朝日系）が放送されており、直後の時間帯には『ドラゴンボール超』（フジテレビ系）、『ワンピース』（フジテレビ系）が放送されているのだ。

『プリキュア！』と正面対決をすることについては、「プリキュアに喧嘩売っても勝てねーだろ」といった声も多く上がる一方で、小学生低学年女子（と一部のおじさん）がターゲットの『プリキュア！』と、小学生男子をターゲットにした『モンハン』は視聴者層が被らないことから「モンハンも十分生き残れる」といった意見も少なくない。しかし、実はこの時間帯はテレビ東京でアニメ『デュエル・マスターズVSRF』も放送されており、この『モンハン』の登場によって一番割を食うのは実はテレ東ではないか、といった声も。

　また、『プリキュア！』シリーズは視聴率7％超え（関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同）が当たり前だった“初代”や『Max Heart』時代の全盛期に比べ、ここ最近は3％台を連発と明らかに勢いは落ちている。そんなことから『モンハン』がこの時間帯で「覇権を握るのでは」といった見解もある。

　というのも、『モンハン』の放送時間が、『ドラゴンボール超』『ワンピース』の直前に当たるから。30分アニメはいわゆる“セット売り”をする局が多く、テレビ朝日では金曜日の19時～20時に『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』を、日本テレビでは土曜日の17時30分～18時30分に『逆転裁判 ～その「真実」、異議あり！～』と『名探偵コナン』を、テレビ東京では木曜日の18時55分～19時55分に『ポケットモンスターXY&Z』と『NARUTO－ナルト－ 疾風伝』をセットで放送している。そしてフジテレビでは日曜日の9時から10時に『ドラゴンボール超』と『ワンピース』を放送、視聴率は『ドラゴンボール超』が上がれば『ワンピース』も上がるといった具合で好調をキープ。5月8日放送の時に5.0%と7.5%だったのが15日は6.9%と8.8%、22日は5.2%と7.1%と、ほぼ連動している。

　このタッグに『モンハン』が加わりトリオを形成することで、さらなる視聴率アップが見込めるかもしれない、と予測するアニメファンは多いようだ。最近、景気のいいニュースが少ないフジテレビだが、アニメ90分連続放送はどんな結果をもたらすのか、注目だ！