欅坂46好発進!最高のスタートを切った彼女たちの、さらなる起爆剤とは?

欅坂46好発進!最高のスタートを切った彼女たちの、さらなる起爆剤とは?の画像1「サイレントマジョリティー」(ソニー・ミュージックレーベルズ)

 今月6日に発売した乃木坂46の後輩グループ・欅坂46のデビューシングル「サイレントマジョリティー」が初週26万1,580枚を売り上げ、4/18付オリコン週間シングルランキング初登場1位を達成し、大きな話題を呼んでいる。曲を聞いた感想には「アイドルのデビューシングルとは思えないほど力強くてかっこいい!」「初々しさもあって伸び代を感じる」「センターの子のオーラがヤバイ!」等々、絶賛の声で溢れている。

 そんな華々しいデビューを飾った欅坂46だが、彼女たちのここまでは決して楽な道のりではなかった。

 グループ結成が発表された当初は、「今でさえ飽和状態なのに、これ以上アイドル増やしてどうするんだよ」「グループ増やす前に本家AKBをどうにかしてほしいんですけど」「秋元康も焼きが回ったな」と厳しい評価が多数を占め、決して歓迎ムードとはいえなかった。さらに、このSNSが発達したご時世だから仕方ないとはいえ、間を置かずしてメンバーの交際相手とのツーショット写真などが次々に掘り出され、ついには昨年11月にメンバーの一人の中学教師との過激なプリクラ写真が公開され大炎上、理由は明らかにされていないが、最終的にそのメンバーは活動辞退を申し入れた。本格的な活動を前にして、「もはやスキャンダルアイドル」との汚名まで背負わされてしまった。

 しかし、その逆風も次第に風向きが変わりはじめる。欅坂46の冠番組『欅って、書けない?』(テレビ東京)で、様々な企画に懸命に挑戦していく彼女たちの姿は、徐々にファンの心をつかんでいく。デビュー前から各々のキャライメージを確立させ、その成長過程を描くことでファン心理を引きつける手法は、グループを手掛ける秋元康のもっとも得意とする戦略といっていいだろう。

 だが戦略だけで乗り切れるほど、今のアイドル業界は甘くはない。そんななか注目を浴びているのが、抜群の存在感を放ち、初代センターに選ばれた平手友梨奈だ。MVでは、すらりとした長身で堂々たるダンスを見せ付ける彼女が、グループ最年少の14歳だということに、「とても14歳には見えない大人っぽさ」「一体どんな人生を歩んだらこうなれるんだろう」と驚嘆の声が多く挙がっている。

 また、将来性という面で大きな期待を寄せられているメンバーのひとりが、長濱ねるだ。家庭の事情で最終面接を辞退させられてしまったという彼女は再びチャンスをもらい、特例の途中加入を果たした。残念ながら発足メンバーではない事情もあってか、今回唯一選抜メンバーには選ばれず、アンダーグループの「けやき坂46」としてのスタートになってしまったが、ファンからは「かわいそう」「選抜メンバーに使わないとかもったいなさすぎる」「いずれセンターを担う逸材」と彼女の活躍を望む声も多い。

 そんな長濱がセンターを務めるシングルのカップリング曲『乗り遅れたバス』は、歌詞の内容からしてまさに彼女の境遇そのものを歌い上げている。『ごめん 一人だけ 乗り遅れたみたい』『私の未来 自分で探して いつかどこかで 合流しよう』と、実質ソロ曲ともいえるものが与えられていることは、運営側も彼女に大きな期待を寄せている証左といっていいだろう。ひとりだけバスに乗り遅れ途方にくれている彼女が、いつかほかのメンバーたちと合流を果たしたとき、それが欅坂のさらなる起爆剤となることは間違いない。

 バスは走り出した。彼女たちが上り始めた坂道はこれから一体どこへと向かっていくのか、非常に楽しみである。

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