「『FF』本編が『ブレスオブファイア』に負けるくらいの衝撃やで」ポケモンの格ゲー『ポッ拳』が『ストV』越えを果たしたぞ!!

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『ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT』Wii U版公式サイトより。

　3月14日～20日までのコンシューマソフト週間販売ランキング（メディアクリエイト調べ）が発表され、Wii U向けソフト『ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT』（以下、『ポッ拳』／ポケモン）が6万9,675本を売り上げて第1位を獲得！　このニュースに「マジで結構売れたな」「ポッ拳面白いからもっと売れて欲しいわ」「これからもWii Uで頑張ってくれ」という声が上がったが、その一方で、期待されながら発売を迎えたたものの“爆死”となった、某格闘ゲームが引き合いに出されてしまうのだった……。

「誰も見たことのない『ポケットモンスター』のゲームを世に送り出す」ことを目標として作り出された『ポッ拳』は、『鉄拳』や『ソウルキャリバー』（ともにバンダイナムコエンターテインメント）シリーズで培われた3Dアクションゲームとポケモンを融合させた、“ポケモンアクションバトル”ゲームだ。アーケード版では昨年の夏ごろから稼動していたのだが、今月18日にWii U版が発売された。

　使用できるキャラクターは、接近戦に強いパワータイプのカイリキー、華麗な技で敵を翻弄するサーナイト、遠距離タイプの強力な技を持つスイクン、バランスがとれたオールラウンダーのルカリオ、素早さに優れたピカチュウなど14体。リアルに描かれたポケモン達を自分で操作することができるとあって、「複雑なコマンド入力が無く、格闘ゲーム初心者でも簡単に動かせる」「成長要素や、アバターアイテムの獲得、ポケモンの技の多彩さなど、やる事があり過ぎて時間が足りない」「通常攻撃、つかみ攻撃、ブロック攻撃の3すくみが基本にあるので、なぜ勝てたか、なぜ負けたかがシンプルで判りやすい」など、格ゲー初心者も上級者からも大好評のようす。

　約7万本という売上については、「Wii U独占ゲームなら普通に初週15万は行ってた」「アーケードからの移植でこれは中々の数字」と評価する声が上がっている。しかし同時に「『ストV』まさかの負けでわろた」「『ストV』の累計が初週だけであっさり抜かれるとか酷すぎる」「『ストV』は『ポッ拳』に負けてはいけないタイトルだったんだよな。これは『FF』本編が『ブレスオブファイア』に負けるくらいの衝撃やで」と、話題は初週売り上げ約4万2,000本に止まったｍ『ストリートファイターV』（以下、『ストV』／カプコン）との比較に……。

　この『ストV』越えを果たした理由をゲーマーたちは、「『ストV』は新規獲得を全くしてこなかったツケが出たと思う。コマンドとか難しすぎなんだよ」と、格ゲー初心者向けに作ってこなかったからとの声や、「そりゃ未完成品とアケ稼働済みの完成品じゃあな」と、発売直後にオンライン障害が発生したからという声が多い。

　Wii Uと言えばつい先日、多くのメディアが「Wii Uの生産を年内にも終了する」と報道。一方で一部メディアが、“任天堂は「生産は継続して行う予定」と否定している”と報じるなど、何だかよくわからない状況となっている。約7万本を売り上げ、格ゲーの雄『ストリートファイター』越えを果たした『ポッ拳』は、撤退騒動を吹き飛ばしてWii Uを牽引できるだろうか。

　今回のソフトランキングでは、『Splatoon』や『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD』、『スーパーマリオメーカー』（すべて任天堂）といったWii U向けソフトも20位以内にランクイン。「格ゲーだすなら任天堂ハードだな」といった声もあるようだし、Wii Uも継続して発売されるっぽいし、『ポッ拳』も売れたことだし、『ストV』も全世界の初週売り上げは44万本も売り上げているし（前作の累計売り上げは330万本）、Wii Uにとっていいニュースだらけ。まだまだ頑張ってほしいものだ。