著書『心を軽くする超戦略的「人間関係論」』刊行記念インタビュー

オタクでも「自信を持って」 元中日捕手・小田幸平に聞くコミュニケーション術

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――なるほど。勉強になります。

小田 それと、ちょっといいですか。話し方がちょっと固いですよ。固いのはやめましょうよ~。ざっくばらんに行きましょう!

――は、はい! 中日ファンなので緊張してしまって……。

小田 そんな緊張してたら、岩瀬(仁紀、日本を代表する抑え投手)さんのインタビューの仕事なんか来たらヤバいでしょ!?

――いやぁ、岩瀬さんクラスだと大物過ぎて「できません」って断ると思います……。

小田 ちょっと! じゃあ、なんで僕の仕事断らないんですか?(笑)

――すみません(笑)。このサイトはいろんなオタクの人向けなんですけど、小田さんから見たオタクのイメージはどんなのですか?

小田 (インタビュアーを見て)黒縁メガネかけて……

――あれ? 僕のことですか!?

小田 そういう反応好きです(笑)。オタクの人はねぇ、すごいんだよね。お金の使い方とかね。コンサート通ったりとか、移動もそうだけど、すごいと思った。

――でも、野球選手もいろんなことにお金かけますよね。

小田 野球選手は時計や車が多いですね。ブランドものの服もそう。僕は食べ物ね。食べ物だったらいくらでもお金をかけられる。時計や車に何百万もかけるんだったら、オンボロ車乗ってても、美味しいものが食べたいと思いますよ。

――時計や車と真逆のベクトルですね。食べたらなくなっちゃいますもんね。

小田 そうだよねぇ……。食べ物ってなくなるよね……。なんか、軽く言われたからショックです(笑)。そうだ、なくなるなぁ……。でも、その思い出が大切なんだ! ということにしておいてください(笑)。

――いわゆるオタクの人たちは、人とコミュニケーションを取るのが苦手という人も多くて。そういった人たちにアドバイスはありますか?

小田 僕もそういう方をたくさん知っているわけではないですけど、経験的に思ったのは目をそらすことはやめてみたらいいと思います。相手の目を普通に見ていたら、なんでもないよ。自信を持って。だって、そのオタクの人の中にいたら全然しゃべれると思うんだよね。ただ、自分たちと違う人がいると恥ずかしがってしゃべれなくなっちゃうんじゃない? 例えば、野球選手の中にサッカー選手がいたら縮こまっちゃうだろうし、「この中ではしゃべれない」と思うから余計にしゃべれなくなるんだけど、そこで輪の中に飛び込んでいったらリアクションは全然違うと思いますよ。自分の好きな話題に乗ってくれる人が誰かしらいるかもしれないし。その話題に乗ってくる人を見つけるには、自分から何かアピールするのがいいんじゃないかな。その話をしていたら広がっていくかもしれないわけですから。

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