歌姫テイラー・スウィフトの“セレブゲーム”アプリが遂に実現！

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■あくまでもセレブ個人と契約を結ぶ

　Gluはこれまでにも、キム・カーダシアンやケイティ・ペリー、ブリトニー・スピアーズ、ニッキー・ミナージュに加えて、俳優のジェイソン・ステイサムや人気シェフのゴードン・ラムゼイらとパートナー契約を結び“セレブゲーム”をリリースして成功を収めている。特に2014年6月にリリースされたキム・カーダシアンのキャラクターが登場するゲームアプリ『Kim Kardashian: Hollywood』は、ふだんあまりゲームをしない層からも注目を集めて“セレブゲーム”の代名詞となるヒット作となった。

　セレブたちを大胆に起用したゲーム作りで好調のGlu Mobileだが、同社CEOのニッコロ・デ・マシ氏は昨年10月に米・サンフランシスコで開催されたゲーム業界イベント「GamesBeat 2015」の公開セッションの壇上で同社のゲーム開発戦略について説明している。それによれば、芸能人や歌手と個別に“永続的な”パートナーシップを結ぶことが有効な資産になることをまず第一にあげている。映画やドラマなどの作品と提携するのではなく、あくまでも芸能人個人と契約を結ぶことが、これらの“セレブゲーム”の開発の成功に繋がっているというのである。

「実はそれほどSNSのフォロワーが多くはない映画作品などとは違い、実際に億レベルのフォロワーを抱えているセレブと契約を結ぶことは、それだけで自ずからアプリのプロモーションになるのです」（ニッコロ・デ・マシ氏）

　ゲーム制作に関しても、ゲームユーザーを対象にするのではなく、あくまでもファンが喜ぶものにすることが最優先であるという。これまであまりゲームをしたことのないセレブのフォロワーたちにも楽しんでもらえるように、シンプルでありながら魅力的な内容にすることがカギのようである。キム・カーダシアンになりかわってハリウッドでの成功を目指しお洒落や人づきあいに励むアドベンチャーゲーム『Kim Kardashian: Hollywood』の成功もそこにあるのだ。

　もちろんすべてのタイトルが成功を収めているわけではないのだが、テイラーが登場するアプリをはじめ今後の同社の“セレブゲーム”の動向が大いに気になるところだ。
（文／仲田しんじ）

【参考】
・Business Wire
http://www.businesswire.com/news/home/20160203006441/en/

・gamesindustry.biz
http://www.gamesindustry.biz/articles/2015-10-12-glu-celebrities-are-a-permanent-marketing-asset

 
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