■箱庭の中でミクロな活躍を繰り広げるVRゲーム『Godling』
Solfar Studiosが今回の『Everest VR』より先に発表しているPlayStation VR用ソフトが『Godling』だ。
紹介動画を見てもあまりピンとこない感じがするのだが、ゲームの舞台は家庭菜園のような小さな箱庭で、PlayStation VRを装着したプレイヤーはわずか数センチの“よちよち歩きの神”になって庭の中の出来事を目撃し、場合によっては“神のパワー”を使って目下の状況に対処するゲームのようだ。プレイヤーの判断によっては、暴力的になったり執念深い“神”としてふるまうこともできるという。
「このゲームは箱庭にあるいろんな要素を備えていますが、ゲーム進行のほうは一方通行で進んでいきます。その都度パズルや課題に挑戦して着実に進めていく『ゼルダの伝説』シリーズが好きな人なら、この『Godling』はおそらくとても親近感を持てるでしょう」と前出のソー・ガンナーソン氏は「Polygon」の取材に応えている。どうやらゼルダ好きなら楽しめるVRゲームのようだ。
今年6月の「E3 2015」の時点ではすでにPlayStation VRのコンテンツとしてリストアップされていた『Godling』だが、同社のサイトを見ても現時点ではまだリリース時期は未定であるようだ。壮大なスケールのエベレスト登山体験ゲーム『Everest VR』とはまた対極的に、小さな箱庭で“ミクロ”の活躍を繰り広げるこの『Godling』を同じデベロッパーが開発しているというのも興味深い。ますます来年以降のVRゲーミングが待ち遠しくなる話題だ。
(文/仲田しんじ)
【参考】
・Wired
http://www.wired.co.uk/news/archive/2015-11/17/everest-vr-experience-solfar-studios
・「Solfar Studios」公式サイト
http://www.solfar.com/
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